衣類乾燥機の日 (記念日 1月28日)
冬場、洗濯物がなかなか乾かない季節に最も頼りにされる家電が衣類乾燥機です。この乾燥機に注目した「衣類乾燥機の日」は、毎年1月28日。「衣類(1)ふん(2)わり(8)」という語呂合わせを由来とし、1994年(平成6年)に一般社団法人・日本電機工業会が制定しました。乾燥効率が高まる冬の時期を記念日に選んだのも、この家電の特性を踏まえた設定です。
内閣府の消費動向調査によると、2023年時点での二人以上世帯における衣類乾燥機の普及率は55.9%、保有数量は100世帯あたり70.5台。2013年(平成25年)に東京ガスが実施した調査ではファミリー世帯の約64%が何らかの乾燥機を所有しており、この10年でほぼ同水準を維持しています。一方で、所有していても「使っていない」という世帯が少なくないのも実情で、光熱費や衣類の傷みへの懸念が主な理由として挙げられています。
衣類乾燥機には大きく分けて電気式とガス式があります。電気式は設置の手軽さが魅力で、コンセントさえあれば使えるため普及しやすい反面、乾燥にかかる時間はやや長めです。ガス式は高温の燃焼熱を使うため乾燥が速く、衣類のふっくら感も出やすいとされています。国内ではリンナイのガス式乾燥機「乾太くん」が長年シェアトップを維持しており、特に湿気が多い沖縄県では全国出荷台数の約20%を占めるほど普及しています。1日あたりの光熱費を比較すると、電気式が180〜234円程度なのに対し、ガス式は60〜120円程度と大きな差があります。ドラム型は衣類を持ち上げながら回転させて温風を均一に当てる仕組みで、縦型に比べてシワになりにくく乾燥ムラも出にくいのが特徴です。近年普及が進むヒートポンプ式は、湿気を含んだ空気を除湿してから温風として再利用するため、消費電力を大幅に抑えられます。洗濯から乾燥まで一台で完結する洗濯乾燥機の登場も、衣類乾燥機の裾野を広げた要因のひとつです。