みその日 (記念日 毎月30日)

みその日

毎月30日が「みその日」なのは、言葉遊びがきっかけです。「三十日」を「みそか」と読む日本語の習慣から、30日=みその日という連想が生まれました。

制定したのは、東京都中央区新川に事務局を置く全国味噌工業協同組合連合会(全味工連)。1982年(昭和57年)9月のことです。同連合会の沿革によれば、同年3月8日の時点で「30日はみその日」というキャッチフレーズがすでに決定されており、記念日の制定に向けた準備が着々と進められていたことがわかります。全味工連は1960年(昭和35年)12月に設立された団体で、60年以上にわたり日本の伝統的な発酵食文化を支えてきた組織です。なお、「三十日」は「晦日」とも書き、毎月の最終日を指す言葉で、12月31日の「大晦日(おおみそか)」もここに由来しています。語呂合わせと暦の文化が結びついた、日本らしい記念日です。

記念日制定の背景には、当時の食卓事情があります。1980年代はパンや麺類の普及、外食産業の拡大が進み、和食離れが顕著になった時代でした。味噌の消費量もこの流れに引っ張られるように減少傾向にあり、「みその日」はその歯止めを目的として生まれました。全味工連が設立した「みそ健康づくり委員会」は、現在も東京都中央区築地に事務局を置き、味噌の健康効果に関する科学的データの収集や料理レシピの開発・発信を続けています。同委員会のウェブサイトには、全国の味噌蔵を検索できる「全国みそ屋マップ」や、味噌に関する歴史・製造工程をまとめた「みそ資料館」など、実用的なコンテンツが揃っています。

30日のない2月は、月末日である2月28日(閏年は2月29日)を「みその日」とします。