ニゴラー集う「にごり酒」の日 (記念日 2月5日)
岐阜県大垣市の三輪酒造が、2月25日を「に(2)ご(5)り」と読む語呂合わせから「ニゴラー集う『にごり酒』の日」に制定しました。「寒い時期の酒」というイメージを崩し、春夏を含む一年を通じて楽しんでほしいとの願いが込められた記念日で、2022年(令和4年)に日本記念日協会に認定されています。
三輪酒造の創業は天保8年(1837年)。「水の都」と称される大垣市は豊富な地下水に恵まれており、その良質な水が酒造りを支えてきました。蔵元は明治期の酒蔵建築の典型として国の登録有形文化財にも指定されており、建物自体がひとつの歴史的資料になっています。
代表銘柄の「白川郷 純米にごり酒」は、世界遺産・白川郷の秋祭り「どぶろく祭」にちなんで醸されました。国税庁からどぶろくの伝統技法を再現する許可を得て製造されており、1級清酒の2倍もの酒造米を使用した、日本でも数少ない純米にごり酒です。醪(もろみ)をそのまま活かした製法のため、にごりは非常に濃厚。使用米は国産あけぼの他で精米歩合70%、アルコール度数は14〜15度、日本酒度は-25の甘口、酸度2.0・アミノ酸度1.8という数値が、その濃密な味わいを裏付けています。
飲み方は10℃前後に冷やしてそのまま飲むのが基本ですが、真夏には氷を浮かべたロックスタイルも合います。焼肉・焼き鳥・うなぎといった濃い味の焼き物や、漬物との相性が特に良いとされています。
三輪酒造はこの記念日を通じ、にごり酒のファンを「ニゴラー」と呼んで認知度向上を図っています。甘さとうま味が凝縮した濃厚ながら飲みやすいにごり酒は、季節を問わずに楽しめる一本です。