白馬そばの日 (記念日 2月8日)
北アルプスの雪解け水と、標高が高い冷涼な気候が育てた白馬村のそばは、秋に収穫された新そばが冬の厳しい寒さの中でじっくりと熟成されることで、香りと甘みのバランスが際立つ「寒そば」へと変わります。その旬の時期に合わせ、2月8日・9日・10日の3日間を「白馬そばの日」として白馬商工会が制定しました。
日付の由来には、白馬村ならではの複数の要素が重なっています。まず、秋に収穫された新そばが厳冬期の2月頃にピークの熟成状態を迎えることが根本にあります。さらに、1998年(平成10年)2月8日、長野オリンピックのアルペンスキー・クロスカントリー・ジャンプ競技が白馬村で開幕したことも重要な背景のひとつです。そして「ハ(8)ク(9)バ(8)」という語呂合わせに加え、白馬のご当地食「白馬ガレット」のガレットの「ト(10)」を取り入れて、8日・9日・10日の3日間が選ばれました。記念日は一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されています。
白馬村は北アルプス山脈に抱かれた自然豊かな山岳地帯で、登山やスキーなどマウンテンスポーツの聖地として国内外から多くの訪問者を集めてきました。長野オリンピックの競技地としてその名が世界に知れ渡りましたが、この土地が誇るもうひとつの宝がそばです。昼夜の気温差が大きく降水量も豊富な環境は、そばの実に豊かな風味をもたらします。白馬産のそば粉は甘みとコシが強く、石臼で丁寧に挽いて打ったそばは、白馬三山を源とする清澄な水とともに独自の味わいを完成させます。
10月・11月の新そばの時期には村内各所でそば祭りが開かれ、地元の職人たちが腕をふるいます。一方、冬の寒さが深まる2月の「白馬そばの日」は、熟成が進んだ寒そばを楽しむ別の季節の醍醐味として位置づけられています。スキーシーズンで賑わう白馬を訪れた際に、雪山を眺めながら滋味深い一杯をすすることは、この地の冬の過ごし方そのものとも言えます。「白馬そばの日」は、そうした地域固有の食文化と自然環境の豊かさを国内外に発信し、白馬村の魅力をより多くの人に届けることを目的として制定されました。
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