世界ラジオデー (記念日 2月13日)

世界ラジオデー

1946年2月13日、創設間もない国際連合は「国際連合放送(United Nations Radio)」を開設し、英語・スペイン語・中国語・フランス語・ロシア語の5言語で国際ラジオ放送を開始しました。世界ラジオデーはこの歴史的な出来事を起点とし、ユネスコ(国連教育科学文化機関)が制定した国際デーです。英語表記は「World Radio Day(WRD)」、日本語では「世界ラジオの日」とも呼ばれます。

制定に至る経緯はスペインの提案に始まります。2010年9月、スペイン・ラジオ・アカデミーがユネスコへ国際記念日の設置を要請。翌2011年11月にユネスコ総会で全加盟国の満場一致により宣言され、2013年から正式に2月13日が「世界ラジオデー」として毎年実施されることになりました。

この記念日が掲げる目的は三つです。一般の人々とメディアの間でラジオの重要性についての意識を高めること、意思決定者が情報へのアクセスをラジオによって確立・提供することを奨励すること、そして放送事業者間のネットワーク構築と国際協力の強化です。テレビやインターネットが普及した現代でも、災害時や電力インフラが整備されていない地域では、ラジオが最も信頼性の高い情報伝達手段の一つであり続けています。

国連放送は現在も国連総会の議事や安全保障理事会の審議などを世界に向けて発信しており、多言語でのアクセスが可能です。ユネスコは毎年テーマを設けてこの日を推進しており、2023年のテーマは「ラジオと平和」でした。ラジオが国境を越えた対話と相互理解の場として機能してきた歴史を振り返る機会ともなっています。

関連する記念日としては、3月22日の「放送記念日」(1925年に日本初のラジオ本放送が行われた日に由来)、7月12日の「ラジオ本放送の日」、11月1日の「ラジオ体操の日」があります。