イケメンの日 (記念日 2月14日)

イケメンの日

「社長チップスはCEO(しお)味」——この一文だけで、株式会社ESSPRIDEというお菓子会社のセンスがだいたいわかります。同社が制定した「イケメンの日」は毎年2月14日、バレンタインデーと同じ日。自社が手がけるトレーディングカード入りポテトチップス「全国企業選抜!! イケメンチップス」のPRを目的に、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録された記念日です。

「イケメン」という言葉が全国区になったのは1990年代後半。女性向けファッション雑誌『egg』の編集者・矢野智子が手がけた人気コーナー「クリクリ矢野のイケてるメンズ」の略称として1999年に誕生し、翌2000年には『現代用語の基礎知識』に収録、2008年の広辞苑第六版でついに市民権を得ました。語源は関西発の若者言葉「イケてる」に英語の「men」または「面(つら)」を掛け合わせたもの。そのESSPRIDEがおもしろいのは、「イケメン」の定義をルックスだけに限定していない点です。同社の解釈では、仕事での活躍や気配り、内面の輝きも含めて「光り輝いている男性」がイケメン。だからこそ全国企業で活躍する男性社員のトレーディングカードをポテトチップスに封入するというコンセプトが成立し、バレンタインデーを記念日に選んだ理由も「真のイケメンを祝うにふさわしい日」という同社なりの解釈からです。

同社にはピカジョチップス、社長チップスと続くシリーズがあり、社長チップスのフレーバー名「汗と涙のCEO(しお)味」はもはやお菓子の域を超えています。イケメンチップスは全国の企業で選ばれた男性社員がカードになっており、食べながら集めるという発想が新鮮です。お菓子を入り口に働く人たちを応援するという、ちょっと変わったブランディングの会社です。