カワスイ「ナマズ」の日 (記念日 2月22日)

カワスイ「ナマズ」の日

「catfish(キャットフィッシュ)」——ナマズの英語名です。長く垂れ下がったひげがネコのひげに似ていることからこう呼ばれています。ならば「猫の日」に合わせて記念日にしよう、という発想から生まれたのが、2月22日の「カワスイ『ナマズ』の日」です。ニャンニャンニャンで猫の日とされるこの日に、なぜナマズを祝うのか——そこにはなかなか粋な言葉遊びがあります。

この記念日を制定したのは、神奈川県川崎市川崎区にある「カワスイ 川崎水族館」です。2020年(令和2年)7月17日に開業した川崎市初の水族館であり、駅前商業施設の中に設けられた日本初の水族館としても知られています。記念日は2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。

カワスイは「世界の美しい水辺」をテーマに掲げており、約300種類の生き物を展示しています。そのうち実に55種類が、川崎市を流れる多摩川からアジア、アフリカ、南米アマゾンまで世界各地に生息するナマズの仲間です。ナマズをこれほど多様な視点で紹介する水族館は珍しく、ナマズの専門水族館と言っても過言ではない充実ぶりです。

なかでも注目の一種が、メコンオオナマズです。東南アジアのメコン川に生息するこの魚は、体長最大3メートル・体重300キログラム近くに達することもある世界最大級の淡水魚で、ギネス記録にも認定されています。成魚になるとひげも歯も退化して消えてしまう一方、成長速度は速く、わずか6年で体重150〜200キログラムに達します。乱獲と生息地の減少により絶滅の危機に瀕しており、その希少性から「生きている奇跡」とも呼ばれています。カワスイはこのメコンオオナマズを保有する数少ない施設の一つです。

ナマズというと地味な印象を持つ方も多いかもしれませんが、世界には驚くほど多彩な種が存在しています。2月22日は、水中の「猫」たちの奥深い世界を知るきっかけにしてみてください。