サバの日 (記念日 3月8日)
3月8日は「サバの日」。「サ(3)バ(8)」の語呂合わせに由来するこの記念日は、青森県八戸市と、大阪府豊中市に本社を置くサバ専門企業「株式会社鯖や」がそれぞれ制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されています。
サバ(鯖)はスズキ目サバ科に分類される魚の総称で、日本近海ではマサバ(真鯖)・ゴマサバ・グルクマ・ニジョウサバの4種が生息しています。日本全体の漁獲量は2022年で約32万トン。1970年代には162万トンものピークを記録しましたが、その後は減少傾向が続いています。産地としては長崎県が全体の約22%を占めてトップですが、三陸沖から八戸にかけての海域も主要産地として古くから知られており、「八戸前沖さば」はブランド産地として特に有名です。
「鯖や」が記念日を制定した目的は、多くの人にサバへの興味・関心を持ってもらい、日本人が古来から恩恵を受けてきたサバへの感謝を示すとともに、サバについて深く考える機会にすること。同社は脂の乗った「とろ鯖」を使い、口の中でとろける食感が特徴の「とろ鯖棒寿司」などを製造・販売しています。
この日を中心に、東京・世田谷区の経堂商店街では「八戸サバまつり」が開催され、八戸前沖さばを使ったメニューを楽しめるイベントとして定着しています。青森と東京が食を通じてつながる場として、毎年多くの来場者を集めています。
サバはDHAやEPAといった不飽和脂肪酸を豊富に含み、生鮮食用のほか、しめ鯖・塩鯖・缶詰など幅広い加工品に姿を変えます。缶詰は長期保存が利くことから近年の備蓄需要とも相まって人気が高く、サバ缶市場は2010年代に急拡大しました。漁獲量の約60%が飼料や魚油など非食用向けに回ることからも、サバが食卓以外の産業をも支えている魚であることがわかります。