サンドブラスト彫刻の日 (記念日 3月10日)

サンドブラスト彫刻の日

砂を吹き付けてガラスや金属を削り出す——サンドブラスト彫刻は、職人の手加減ひとつで模様の濃淡や深みが変わる、アナログな質感が魅力の工芸技法です。3月10日は「サンド(3)ブラスト(10)」の語呂合わせに由来するサンドブラスト彫刻の日。富山県射水市のオリジナルギフト工房「ハッピースマイル」が制定し、2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されました。

サンドブラストとは、ガラスや金属などの表面に砂や研磨剤を高圧で吹き付け、表面を削ることで模様や文字を浮かび上がらせる加工技法です。機械彫刻とは異なり、職人が圧力・角度・距離を調整しながら削り込むため、ひとつとして同じ仕上がりにはならない「一点もの」の表情が生まれます。光を当てると彫刻部分が白く輝き、透過する光との対比が立体感をいっそう際立てます。さらに、ガラス製品だけでなく錫(すず)のペアタンブラーなど金属製品にも対応できる点がサンドブラストの際立った特徴です。硬度の高い素材にも細かな文字や絵柄を刻み込めるため、素材の選択肢は広く、贈る相手や用途に合わせた表現が可能になります。職人がひとつひとつ圧力を変えながら仕上げることで、削り跡に深みと個性が宿り、量産品では決して再現できない質感が生まれます。

3月10日という日付には、語呂合わせのほかにもう一つ意味があります。卒業シーズンが重なるこの時期は名入れギフトの需要がとりわけ高まるため、記念日を通じてサンドブラスト彫刻の認知を広げようという狙いがあります。

結婚祝い・ウェルカムボード・両親へのプレゼント・誕生日・還暦祝い・出産祝い・開店祝いなど、人生の節目に選ばれる名入れギフトとして、ハッピースマイルの商品は完全オーダーメイドで一点一点を丁寧に手作業で仕上げています。記念日の制定には業界活性化の目的に加え、この技法を生業・作家活動とする人々を後援したいという願いも込められています。砂の粒が刻み続ける「世界にひとつだけ」の価値は、贈る側にも受け取る側にも、長く記憶に残るはずです。