世界おかあちゃん同盟の日 (記念日 3月11日)

世界おかあちゃん同盟の日

2011年3月11日午後2時46分、東日本大震災が発生し、それに伴う津波が福島第一原子力発電所を襲いました。炉心溶融という深刻な事態は、広島・長崎への原爆投下以来、日本が再び核の脅威に直面した出来事として記憶されています。「世界おかあちゃん同盟の日」はこの日付に由来する記念日です。

制定したのは岐阜県羽島市の団体「世界おかあちゃん同盟」です。日本は世界で唯一の戦争被爆国でありながら、原子力政策を長年推進してきました。2011年の事故はその矛盾を改めて社会に突きつけました。同団体はこうした背景のもと、「もう核はいらない」というメッセージを世界中に発信し、おかあちゃんたちが自ら声を上げ行動する日として3月11日を選びました。

この記念日における「おかあちゃん」とは、母性のことです。

世界おかあちゃん同盟は3月11日の「世界おかあちゃん同盟の日」に加え、毎月11日を「おかあちゃん同盟の日」として制定しています。震災を忘れない、という思いを月に一度の節目として繰り返すことで、継続的な意識の維持を図っています。同盟の理念には、全ての生きとし生けるものが幸せであることを祈るという姿勢が根底に流れています。地方の小さな団体が日本記念日協会の認定を通じて記念日という形を得たことで、活動の発信に一定の公的な根拠が加わりました。

記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。原発事故から15年が経過した現在も、日本各地で原発の再稼働が続いており、「核をなくしたい」という訴えの背景にある問題は継続しています。3月11日というこの日は、震災の記憶と核の問題を、母性という普遍的な視点から問い続ける機会となっています。