美白デー (記念日 3月14日)

美白デー

3月14日は「ホワイトデー」として広く知られていますが、実はもうひとつの顔があります。化粧品メーカーのポーラが制定した「美白デー」です。「ホワイト=美白」という発想から生まれたこの記念日は、紫外線が強くなる春を前に、すべての女性に美白への意識と知識を高めてもらいたいという願いが込められています。

ポーラと美白の歩みは、じつに1950年代まで遡ります。1951年(昭和26年)、ポーラが発売した美白クリーム「ペキュリアコールド」は、日本で初めて「美白」を謳って世に出た化粧品です。当時はまだ「美白」という概念自体が珍しく、この商品がその文化的な起点となりました。以来70年以上にわたり、ポーラは美白研究をリードし続けています。

その後もポーラは業界に先駆けて、美白成分「ビタミンC誘導体」や独自開発の「ルシノール」を配合した商品を次々と市場に投入してきました。ルシノールは、肌の色を決めるメラニン色素の生成プロセスに直接働きかける成分です。メラニンは、紫外線を浴びたときに皮膚の表皮基底層にあるメラノサイトという細胞が活性化することで産生されます。チロシナーゼという酵素がその生成反応を促進するため、美白成分の多くはこの酵素の働きを抑制するアプローチを採っています。ルシノールもその作用を持ちつつ、ポーラ独自の処方によって角質層への浸透性を高めた点が特徴です。こうした研究の積み重ねが、現在の美白ケア市場の基盤を形作ってきました。

美白デーが制定されたのは2008年(平成20年)。3月14日という日付は、ホワイトデーと重なることで「もうひとつのホワイトデー」として覚えてもらいやすくする工夫でもあります。記念日は一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されています。

日焼け止めの習慣化や美白美容液の導入など、紫外線対策は春の訪れとともに始めるのが効果的とされています。美白デーの3月14日は、そのスタートラインとして設定された日付です。