オリーブの日 (記念日 3月15日)
1950年(昭和25年)のこの日、昭和天皇が香川県・小豆島を巡幸された際にオリーブの種をお手播きになりました。その種はやがて発芽し、現在では立派な樹に成長しています。一粒の種が歴史の証人として今も小豆島の地に根を張り続けているのは、なかなか感慨深い話です。
オリーブの日は、香川県・小豆島の「オリーブを守る会」が1972年(昭和47年)に制定しました。多くの人にオリーブを知ってもらいたいという願いが込められており、毎年この日に合わせてさまざまなイベントが開催されます。
オリーブ(olive)は、モクセイ科オリーブ属の常緑高木です。地中海地方が原産とされており、スペインやイタリアをはじめとする地中海沿岸地域で古くから広く栽培されてきました。葉は小さく硬く、乾燥に比較的強い性質を持つため、雨が少なく日差しの強い地中海性気候に適しています。果実には油分が豊富に含まれており、主要な食用油の一つであるオリーブ・オイルの原料として世界中で利用されています。古代から重要な油糧作物として知られており、聖書の記述をはじめ西洋の文化的記録にも数多く登場します。ギリシャ神話ではアテナイの守護神アテナが市民にオリーブをもたらしたとされており、平和や豊穣の象徴として西洋文化に深く根ざしてきました。オリーブの枝が平和の象徴として使われるのも、こうした歴史的背景があるためです。
日本でオリーブの栽培がはじめて成功したのは、香川県・小豆島です。1910年(明治43年)頃のことで、温暖で雨の少ない小豆島の気候が地中海沿岸に似ていることが大きな理由でした。現在も小豆島はオリーブの里として知られ、島内にはオリーブ公園など関連施設が整備されています。オリーブの風景は小豆島を代表する光景の一つとなっており、観光地としても多くの人を惹きつけています。
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