ランドセルリメイクの日 (記念日 3月15日)
卒業式を終えたランドセルが、財布やキーホルダーに姿を変えて、持ち主の手元に戻ってくる。そんな「ランドセルリメイク」を広めるために制定されたのが、3月15日の「ランドセルリメイクの日」です。愛知県一宮市に本社を置き、革製品の財布や小物などの製造・販売を手がける株式会社Askalカバン工房が制定し、2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。
ランドセルリメイクとは、小学校を卒業して使わなくなったランドセルを、職人の手によって財布・キーホルダー・名刺入れ・ペンケースといった革小物に作り変えるサービスです。使われなくなったものを新たな形で活かす「アップサイクル」の考え方に基づいており、捨てるのではなく、思い出の品として毎日使い続けられるようになります。6年間使い込まれたランドセルの革は、実は非常に丈夫で質の高い素材です。子どもの成長と共に歩んだその素材に、職人が技術を注いで新たな命を吹き込みます。
日付は「さ(3)い(1)ご(5)」で「最後」の語呂合わせ。多くの小学校で卒業式が行われる3月という時期とも重なります。
リメイクの費用は、依頼する工房や制作するアイテムによって幅がありますが、キーケースや小物であれば5,000円〜1万円程度、財布類であれば1万5,000円〜2万5,000円程度が目安です。1つのランドセルから複数の小物を作れるケースもあり、兄弟や祖父母へのプレゼントにする家庭も増えています。卒業記念品として需要が高まっており、春先にはリメイクを手がける工房への注文が集中する傾向があります。
少子化が進む日本でも、ランドセル市場は高価格化により規模を維持しており、2023年の市場規模は推計563億円に達します。平均購入金額も約6万円まで上昇し、高品質な素材を使ったランドセルが増えたことで、リメイクに適した革の価値も高まっています。「ランドセルリメイクの日」は、日本中の子どもたちにこのアップサイクル文化を届けることを目的としており、思い出を形に残す新しい卒業の選択肢として、卒業シーズンのたびに注目を集めています。
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