未病の日 (記念日 3月20日)
「未病」という言葉をご存じでしょうか。東洋医学において「明確な病気ではないが体調がすぐれない状態」を指すこの概念は、現代の予防医学とも深く結びついています。3月20日は、コーヒーや健康食品の通信販売で知られるブルックスグループの持株会社・株式会社ブルックスホールディングスが制定した「未病の日」です。
日付に込められた意味は二重になっています。3月20日は「春分の日」にあたることが多く、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期です。そこに「未(3)病(20)」という語呂合わせが重なり、日頃の生活習慣を見直すきっかけとなる日として選ばれました。2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。
制定の背景には、神奈川県との連携事業があります。同社は神奈川県が推進する「未病改善」の取り組みに参画し、足柄上郡大井町で「未病バレービオトピア」(me-byo valley BIOTOPIA)を運営しています。この施設は2018年4月28日に第1期オープンを迎え、約60万平方メートル(60ヘクタール)の広大な敷地を活用した神奈川県西地域の「未病の戦略的エリア」拠点として整備されました。「未病の日」は、この施設と未病への取り組みを広く知ってもらうことも目的のひとつです。
ビオトピアには、神奈川県による「未病の見える化」のプレゼンテーションスペース「県展示施設」、未病関連の商品・サービスを一堂に集めてイベントやセミナーも行われる「未病メッセ」、薬膳カフェ「ニコロジーク」、地元食材や健康志向の商品が並ぶ「ヘルシーフード・マルシェ」、五感を解放する「遊歩道・森のみち」など、食・運動・癒しの3方向からアプローチできる施設が揃っています。
未病への取り組みは、食事・運動・休養といった日常の複数の習慣が絡み合っています。春分前後に体調の変化を感じたとき、この記念日は生活全体を見直す機会として立ち止まるための日です。