オンライントレードの日 (記念日 4月1日)
1996年4月1日、日本の証券取引に静かな革命が起きました。大和証券が「ダイワのオンライントレード」として、国内で初めてインターネットを通じた株式の受注を開始したのです。当時、SBIもマネックスも存在せず、松井証券もまだ地場の小規模証券会社に過ぎなかった時代のことです。
1996年といえば、Windows 95の発売から半年余り。一般家庭へのインターネット普及がようやく始まろうとしていた頃でした。それまで株式売買は、電話で担当者に注文を伝えるか、証券会社の窓口に出向くしかなかった時代です。大和証券は、そのルーティンを変えたのです。
サービスはまず4月1日にミニ株(株式ミニ投資)の取り扱いからスタートしました。ミニ株とは通常の10分の1単位で売買できる仕組みで、少額資金でも株式投資に参加しやすくする商品です。そして同年6月24日には単元株の取り扱いも開始。個人投資家がパソコンのブラウザから、時間や場所を選ばずに株式の売買注文を出せる時代が、この年に幕を開けました。
大和証券の参入からほどなく、日興証券や野村証券といった大手各社も相次いでオンライントレードへ参入。誕生からわずか2年で、オンライン証券を手がける会社は20社近くにまで増えました。その後1999年には証券会社の手数料自由化が実施され、低コストのネット専業証券が急成長。オンライントレードは爆発的に普及していきます。今日の個人投資家が当たり前のようにスマートフォンで株を売買できる環境は、1996年のこの日に生まれた先駆けの一歩から連なっています。
この記念日は、大和証券株式会社が制定し、一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されました。日本の資産運用の裾野を広げた出来事として、4月1日はオンライントレードの日と定められています。