携帯ストラップの日 (記念日 4月1日)
1998年、渋谷の109で販売されたハイビスカスの造花付き携帯ストラップが、わずか10日間で2万本を売り上げました。この熱狂が象徴するように、携帯ストラップは1990年代後半から2000年代にかけて日本独自の「ケータイ文化」の核心となったアクセサリーです。
その起点となったのが、1991年(平成3年)4月1日にNTTが発売した携帯電話「ムーバ TZ-804」です。この機種には日本初となるストラップ用の穴が設けられており、そこから携帯ストラップの歴史が始まりました。ムーバは体積約150cc・重さ約230gと当時世界最小・最軽量を誇り、発売前から5万件もの申し込みが殺到した大ヒット機種でもあります。
4月1日を「携帯ストラップの日」と制定したのは、神奈川県小田原市に本社を置くHamee(ハミイ)株式会社です。同社は1997年の創業以来、ECサイト「ストラップヤ」を通じて天然石ストラップをはじめ数多くの商品を販売してきた、携帯ストラップ業界の代表的メーカーです。記念日は一般社団法人・日本記念日協会にも認定・登録されており、この日にはストラップの販売イベントやストラップ供養なども行われています。
ガラケー全盛期には、キャラクターもの、天然石、ビーズ細工、ゆるキャラなど無数のデザインが生まれ、複数のストラップを一度に下げるのが当たり前という時代もありました。修学旅行や観光地の土産としても定番となり、ご当地ストラップは全国各地で販売されました。一方でスマートフォンへの移行とともに、ストラップ穴を持たない端末が主流となり、ガラケー時代ほどの勢いは失われています。現在はスマホケースに付けるタイプやハンドストラップ、チェーンタイプなどに形を変えながら、モバイルアクセサリーとして販売が続いています。