シシリアンライスの日 (記念日 4月4日)
温かいご飯の上に炒めたお肉、そして生野菜をたっぷりと盛り、マヨネーズをたらりとかけた一皿。見た目のボリューム感と、温冷の組み合わせが食欲をそそる「シシリアンライス」は、佐賀市を代表するご当地グルメとして長年にわたり親しまれています。
名前だけ聞くと、イタリアのシチリア島(英語でシシリー)をイメージする方も多いでしょう。実際、映画『ゴッドファーザー』のロケ地としても知られるシチリア島にちなんで名付けられたという説が有力です。1975年(昭和50年)頃はイタリア映画が日本でも人気を集めており、そのブームに乗って名付けられたとも言われています。一方で、料理の彩りである野菜の緑・ご飯の白・肉や野菜の赤がイタリア国旗に似ているからという説もあり、実のところ正確な由来は現在もはっきりとはわかっていません。「由来不明」というミステリアスな一面も、このご当地グルメの魅力の一つと言えるかもしれません。
誕生のきっかけは、佐賀市内の飲食店でまかない料理として出されたのが始まりとされています。それがメニューとして正式に登場し、喫茶店やレストランへと広がっていきました。定番の構成はシンプルで、平らなプレート皿に温かいライスを敷き、炒めた牛肉や豚肉などのお肉と、レタス・トマトなどの生野菜を乗せ、最後にマヨネーズをかけるというもの。温かいご飯と冷たい生野菜が同じ皿の上に共存するというスタイルは、当時としてはかなり斬新だったに違いありません。その後、各店がそれぞれに工夫を重ね、ドレッシングを加えたり、食材をアレンジしたりしながら独自のシシリアンライスが生み出されていきました。今では佐賀市内のいろんな喫茶店やカフェで、各店オリジナルのシシリアンライスを味わうことができます。
4月4日は「シシリアンライスの日」。「シ(4)シ(4)リアン」という語呂合わせが由来です。
制定したのは、佐賀市の観光情報を発信する一般社団法人・佐賀市観光協会。シシリアンライスを全国へPRするという目的のもと、一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されました。半世紀近くにわたって地元で愛され続けてきたこの料理が、記念日という形で改めてスポットを当てられているのは、その根強い人気の証とも言えるでしょう。