男前豆腐の日 (記念日 4月4日)

男前豆腐の日

「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」——このネーミングを初めて見たとき、思わず二度見してしまった人は多いはずです。男前豆腐店株式会社が世に送り出した豆腐は、商品名からしてすでに従来の豆腐のイメージを覆しています。「男前豆腐」「男勝りお嬢」など、豆腐売り場でひときわ目を引くそのパッケージとネーミングは、豆腐を単なる食材から「気になる存在」へと押し上げました。

そんな個性派豆腐メーカー・男前豆腐店が制定したのが「男前豆腐の日」、毎年4月4日です。日付の由来がまた粋で、「男前」という言葉は男性だけに使われるものではなく、凛とした女性にも使われることに着目。女性を祝う「桃の節句」(3月3日)と、男性を祝う「端午の節句」(5月5日)のちょうど真ん中にあたる日として、4月4日が選ばれました。どちらの節句にも寄り添うような、バランス感覚のある発想です。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により正式に認定・登録されています。

男前豆腐店は、京都府南丹市に本社を置き、2005年(平成17年)に設立されました。設立からわずかな期間で全国的な知名度を獲得した背景には、味だけでなく「見せ方」へのこだわりがあります。スーパーの豆腐売り場はともすれば地味になりがちですが、同社の商品は棚に並んだ瞬間から目線を奪います。パッケージデザインの斬新さと、商品名のインパクトが相まって、「ちょっと試してみようかな」と手を伸ばさせる力を持っています。

社訓は「本物の男前は あなたを裏切ったりしない」。豆腐屋の社訓として読めば思わず笑みがこぼれますが、これは同時に品質への真剣なコミットメントでもあります。遊び心と誠実さが共存するこの姿勢が、同社の商品づくりの根底に流れているといえるでしょう。

4月4日の男前豆腐の日は、ふだん何気なく使っている「男前」という言葉の意味を改めて考えるきっかけにもなります。性別を超えて「かっこいい」「凛々しい」を意味するこの言葉が、豆腐という身近な食材を通じて新鮮に響いてくるから不思議です。同社の商品を手に取りながら、そんなことをちょっと考えてみる4月4日もいいかもしれません。