シールの日 (記念日 4月6日)
粘着シールが生まれたのは1935年のアメリカです。スタントン・エイブリィという人物が、裏面にあらかじめ粘着剤を塗った「剥がせるラベル」のアイデアを考案しました。それ以前は、ラベルを貼るたびに糊を別途塗る必要があり、使い勝手はいまひとつでした。エイブリィの発明によって、シールは一気に実用的な存在になりました。
日本に粘着ラベルが上陸したのは1960年代のこと。最初の用途は富士フイルムの缶の封緘でしたが、その後NHKの受信契約章に採用されて一気に広まりました。現在では食品・医薬品・日用品など、あらゆる商品のラベルとして欠かせない存在です。日本での粘着ラベル普及から60年ほどで、私たちの暮らしのあらゆる場面にシールが入り込みました。
さらに歴史をさかのぼると、シールの原型は古代エジプトにあります。パピルス紙を細く切り、裏に粘土をつけて文書に封をしていました。現代のシールとは似ても似つかない形ですが、「情報を伝え、証明する」という役割は今も変わっていません。
4月6日は「シールの日」。「シ(4)ール(6)」の語呂合わせです。
記念日を制定したシーレックス株式会社は、シール・ラベルの印刷加工メーカーです。同社が手がける製品には、折り畳んだリーフレットをラベルと一体化させた「リーフレットラベル」があります。最大17ページ分の情報を商品に貼り付けられるため、多言語表記が必要な医薬品や農薬・化粧品などに活用されています。また、ラベルを剥がすと開封済みマークが浮き出る「開封検知ラベル」は、商品の真正性を守るセキュリティ用途に使われます。記念日は一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されており、シールを使ったキャンペーンやイベントを通じて、シールの魅力と可能性を広く発信しています。