ベビーリーフ記念日 (記念日 4月8日)

ベビーリーフ記念日

ベビーリーフはある日突然、日本の食卓に現れました。1994年9月4日、関西国際空港の開港と同時に、兵庫県神戸市のエム・ヴイ・エム商事株式会社が初めて日本に輸入したのがその始まりです。「ベビーリーフ」という名前そのものも、同社が考案したもの。今ではスーパーの野菜コーナーで当たり前のように並んでいるあの小さな葉が、30年ほど前まで日本には存在しなかったというのは、少し驚きではないでしょうか。

ベビーリーフとは、野菜の発芽後10〜30日程度の若い葉のことを指す総称です。ミズナ、ホウレンソウ、レタス、ルッコラなど、さまざまな野菜の幼葉がベビーリーフとして利用されます。成長しきった葉と比べてやわらかく、苦みやえぐみが少ないため、サラダにそのままのせるだけで使えるのが魅力です。彩りも鮮やかで食卓を華やかにしてくれるうえ、成熟した葉野菜と比較してビタミンやミネラルなどの栄養素を豊富に含んでいるとされており、「小さいけれど栄養満点」な存在として知られています。サラダのかさ増しはもちろん、サンドイッチやパスタのトッピング、スープの浮き実など、料理への活用範囲の広さも支持される理由のひとつです。

4月8日がベビーリーフ記念日に選ばれた理由には、二つの意味が込められています。一つは「よ(4)うば(8)」と読む語呂合わせで、「幼葉」にかけたものです。もう一つは、春はサラダの需要が高まる季節であり、「ベビーリーフ」という名前が入学式や新学期のフレッシュなイメージにぴったりと重なるから。葉物野菜の記念日としては、なかなか気が利いた日付の選び方といえます。また、この記念日は一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されており、毎年4月8日に広く周知されています。

エム・ヴイ・エム商事株式会社がこの記念日を制定したのは、ベビーリーフの魅力をより多くの人に知ってもらいたいという思いからです。輸入・命名・普及と、日本におけるベビーリーフの歴史を一手に担ってきた同社が、記念日という形でその存在を改めて社会に発信しています。