よいトマトの日 (記念日 4月10日)
トマトの赤い色素「リコピン」の抗酸化作用は、β-カロテンの約2倍、ビタミンEの100倍とも言われています。そのトマトを毎年4月10日に積極的に食べてもらおうと制定されたのが「よいトマトの日」です。「よい(4)トマト(10)」という語呂合わせで日付を決めたのはカゴメ株式会社で、2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されました。カゴメとトマトの縁は1899年(明治32年)にさかのぼります。創業者の蟹江一太郎が愛知県で西洋野菜の栽培に着手し、最初のトマトの発芽を見たことが始まりです。その後トマトソース(現在のトマトピューレー)を手がけ、1908年(明治41年)にはトマトケチャップ、1933年(昭和8年)にはトマトジュースの製造・販売を開始。トマト一本で事業を育ててきた会社が、記念日の制定に込めたのは「春に美味しいトマトをたくさん食べて健康的な生活を」という思いです。
新生活・新学期がスタートする春を選んだのには理由があります。トマトは「味の旬は春、収穫量の旬は夏」と言われています。春のトマトは糖度が高く旨みも豊富で、食べ始めの季節としてうってつけです。新しいスタートに合わせてトマトを習慣に取り入れてほしいというメッセージが、4月10日という日付に込められています。
リコピンを効率よく摂るなら、加熱調理と油の組み合わせが有効です。リコピンは油溶性のため、炒め物やスープにすると吸収率がアップします。カゴメの研究では、トマトジュースは朝に摂ると体内への吸収が最も高くなることも明らかになっています。現在のカゴメのロゴには、黄(光・果実)、緑(自然・野菜)、赤(太陽・トマト)の三色でトマトが描かれており、ブランド・ステートメントは「自然を、おいしく、楽しく。」。125年以上にわたってトマトと向き合ってきた会社らしい言葉です。