徳島県にんじんの日 (記念日 4月12日)
にんじんの旬は秋から冬。では春のにんじんはどこから来るのでしょう?その答えは徳島県にあります。全国の春夏にんじん出荷量のうち約30%を占める徳島県は、3月から5月にかけて旬を迎える「春にんじん」の主要産地です。2024年の春にんじん出荷量は全国トップの約3万4700トンを記録しており、春の食卓を支える産地として全国に知られています。
徳島の春にんじんを支えるのが「トンネル栽培」と呼ばれる農法です。10月下旬から12月中旬にかけて種をまき、大型のビニールトンネルで畑を覆って冬を越させます。トンネル内で土の温度を保つことで生育を促進し、本来なら収穫できないはずの春の時期にも新鮮なにんじんを届けられるようになりました。以前は春先に出回るにんじんといえば貯蔵ものが中心でしたが、このトンネル栽培の普及によって状況は一変しました。
寒い時期にじっくり育てられた徳島の春にんじんは、皮が薄く、やわらかく、甘みが強いのが特徴です。雨に当たらず乾いた環境で育つため、えぐみが少なく食べやすいとされています。生産の中心は吉野川北岸の板野郡(藍住町・板野町・上板町)で、肥沃な沖積地を活かした栽培が盛んです。「新にんじん」とも呼ばれるこのにんじんは春野菜として贈り物にも使われます。4月12日は「徳島県にんじんの日」です。JA全農とくしまに事務局を置く徳島県にんじん振興協議会が制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されています。日付は4月に出荷がピークを迎えることと、「よ(4)い(1)に(2)んじん」という語呂合わせが由来で、徳島県産のにんじんを全国にPRする目的で設けられました。