良い年の日 (記念日 4月14日)
銀色の粒が、100年以上にわたって日本人の口の中を清涼にしてきました。森下仁丹株式会社が製造・販売する「銀粒仁丹」は、明治26年(1893年)の創業以来、口中清涼剤として広く親しまれてきた製品です。その銀箔コーティングの技術が、現代の医薬品・食品製造における最先端技術へと発展していったことは、あまり知られていません。
4月14日は「良い年の日」です。「よ(4)い(1)とし(4)」という語呂合わせを日付に込め、高齢者の健康で生き生きとした生活を応援する目的で、大阪市中央区玉造に本社を構える森下仁丹株式会社が制定しました。単なる語呂合わせにとどまらず、長寿社会を支える健康製品を届け続けてきた企業の姿勢が、この記念日の背景にあります。創業から130年以上が経過した現在も、仁丹の銀粒は製造・販売が続けられています。
「銀粒仁丹」の製造過程で培われた銀箔コーティングの技法は、その後、継ぎ目のないカプセル「シームレスカプセル」の開発へとつながりました。一般的なカプセルは上下のパーツを接合して作られますが、シームレスカプセルは球状に成形された段階で内容物を封入するため、接合部がありません。この構造により、温度や湿度に対する安定性が高まり、内容物を外部環境から守る性能が向上しています。医薬品への応用にとどまらず、ビフィズス菌などのプロバイオティクス分野での活用も進んでいます。腸内環境への関心が高まるなかで、ビフィズス菌を配合した食品や化粧品の開発・販売を行うほか、植物エキスを主成分とするダイエット食品・健康食品の製造も手がけており、高齢化社会における予防的な健康管理の需要に応える製品ラインナップを幅広く展開しています。
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