いちご大福の日 (記念日 4月15日)

いちご大福の日

1987年1月21日、TBS系列の『ザ・ベストテン』で司会の黒柳徹子が「近頃いちご大福という物が登場したんですが」と話題にしたことで、いちご大福は全国的な注目を集めました。それ以来、いちごの赤と白い餡の組み合わせは春の和菓子売り場に欠かせない存在となっています。

4月15日は「いちご大福の日」です。日付は「よ(4)いいち(1)ご(5)」という語呂合わせと、いちごの旬の時期が重なることに由来します。制定したのは「早稲田大学いちご大福研究会」。いちご大福の専門家集団として情報を世界に向けて発信するこのサークルは、2016年に発足し、月3回の試作会や食べ比べ、店舗とのコラボ商品開発など意欲的な活動を続けています。2018年(平成30年)に一般社団法人・日本記念日協会が認定・登録し、同協会において制定者名に大学名が付いた初めての記念日となりました。

いちご大福そのものの歴史は意外と浅く、昭和後期に誕生した比較的新しい和菓子です。元祖については複数の説があり、東京・新宿の「大角玉屋」や群馬・前橋の「金内屋」、三重・津市の「とらや本家」、大阪市旭区の「松福堂正一」など複数の店が先駆けとして知られています。生の果物を大福に包む発想は当時の和菓子業界では異端視されていましたが、洋菓子ブームへのカウンターとして受け入れられ、瞬く間に各地へ広がりました。

大福のなかにイチゴと餡を一緒に包む点がいちご大福の基本形で、使う餡は関東では黒餡(こしあん)、関西では白餡が多いという地域差があります。また、餡を使わずイチゴだけを入れるものや、イチゴと生クリームを合わせたものなど、バリエーションも豊富です。求肥(ぎゅうひ)を使った餅生地は時間が経っても固くなりにくいため、持ち歩きやお土産にも向いています。

いちごの旬は品種にもよりますが、路地栽培では春の4〜5月が盛りで、ハウス栽培を合わせると年明けから5月ごろまで出回ります。4月15日という日付はちょうどその旬の時期にあたり、新鮮なイチゴを使った大福を味わうのに適したタイミングです。