世界アマチュア無線の日 (記念日 4月18日)
1925年4月18日、フランス・パリのソルボンヌ大学に23か国の代表が集まり、国際アマチュア無線連合(IARU)が誕生しました。当時の加盟国はわずか25か国でしたが、2025年時点で162か国・地域の組織が参加する国際機関へと成長しています。「世界アマチュア無線の日」は、この創立を記念してIARUが1973年(昭和48年)に制定したもので、英語表記は「World Amateur Radio Day(WARD)」です。
IARUの設立会議が開かれた1925年は、大正14年にあたります。無線技術がまだ発展途上だった時代に、国境を越えた愛好家たちが一堂に会したことは、当時としてきわめて異例の出来事でした。会議では4月17日にIARU憲章が採択され、翌18日に正式な成立が批准されました。この4月18日が記念日の日付として受け継がれています。毎年この日には、アマチュア無線の普及を目的として世界共通のテーマが設けられます。IARU創設80周年を迎えた2005年(平成17年)のテーマは「無線通信の世界を拡げるアマチュア無線家たち」で、各地でデモンストレーションや交信イベントが行われました。2025年の100周年には「アマチュア無線通信とイノベーションの新世紀へ」というテーマが掲げられています。
日本のアマチュア無線は、1995年3月末に136万4,316局という過去最高を記録しました。その後は減少傾向が続き、2020年12月末には38万9,060局まで落ち込んでいます。一方で、2011年の東日本大震災では既存のインフラが寸断される中、アマチュア無線が被災地との通信手段として機能したことが改めて注目され、一時的な再開局の動きも見られました。なお、日本独自の記念日として7月29日が「アマチュア無線の日」とされており、こちらは1973年に日本アマチュア無線連盟(JARL)が制定しています。