よい歯の日 (記念日 4月18日)

よい歯の日

80歳になっても自分の歯を20本以上保つ——この目標を掲げた「8020(はちまるにいまる)運動」が始まった1989年(平成元年)当時、達成率はわずか7%程度でした。それが2016年(平成28年)の調査では51.2%を超え、約30年で半数以上の80歳代が20本以上の歯を持つまでになっています。

4月18日は「よい歯の日」です。日付は「よ(4)い(1)歯(8)」と読む語呂合わせで、公益社団法人・日本歯科医師会(日歯)が1993年(平成5年)に制定しました。同会はこの日と、「いい(11)歯(8)」の語呂合わせによる11月8日「いい歯の日」を、8020運動推進の柱に位置づけ、国民への歯科保健啓発に取り組んでいます。

8020運動は厚生労働省と日本歯科医師会が連携し、「いつまでも美味しく、楽しく食事をとるために、口の中の健康を保ってもらいたい」という願いを込めて展開されてきました。20本以上の歯があると食べられる食品の種類が大幅に増えるとされており、噛む力の維持は栄養摂取や生活の質に直結しています。

歯の健康は口の中だけの問題にとどまりません。歯周病と糖尿病・心疾患・誤嚥性肺炎との関連は複数の研究で指摘されており、口腔ケアが全身の健康管理に深く関わることが明らかになっています。特に高齢者では、歯を失うことによる咀嚼機能の低下が低栄養や認知機能の衰えにつながるリスクも示されています。達成率が50%を超えた一方で、残る半数は80歳時点で19本以下というのが現状です。主な原因はう蝕(むし歯)と歯周病で、いずれも日常的なブラッシングや定期的な歯科検診によって進行を防ぐことができます。よい歯の日は、自分の歯の状態を見直すきっかけとして活用できる日です。