ガーベラ記念日 (記念日 4月18日)

ガーベラ記念日

切り花の流通品種が2000種以上あるという花は、世界にそう多くはありません。ガーベラはそのひとつで、南アフリカ原産のキク科の花です。19世紀末に現地で採取した標本がヨーロッパに持ち込まれ、品種改良が重ねられた結果、今では赤・ピンク・黄・白・オレンジ・緑とバリエーション豊かな顔を持つ花として、世界中の市場に出回っています。

花の名は、ドイツの植物学者トラウゴット・ゲルベル(Traugott Gerber)の姓に由来します。発見者の名を冠するかたちで学名「Gerbera」が付けられました。野生種は温帯から熱帯アジア・アフリカにかけて約40種が分布しており、日本には大正時代に渡来しています。当初は「花車」という和名で呼ばれていました。

4月18日のガーベラ記念日は、2005年(平成17年)に福岡で開催された全国ガーベラ生産者交流会福岡大会で制定されました。日付は「よ(4)い(1)は(8)な」=「良い花」の語呂合わせと、4月がガーベラの出荷最盛期にあたることを合わせて選ばれています。

切り花としてのガーベラが重宝される理由の一つは、花もちの良さです。水揚げさえしっかりすれば1〜2週間は楽しめるため、フラワーアレンジメントの現場でも扱いやすい素材として定着しています。主な産地は静岡・宮城・福岡などで、静岡県が国内出荷量の中心を担っています。花言葉は「崇高美」「神秘」「希望」。色ごとにも異なる意味を持ち、赤は「神秘」、ピンクは「崇高美」、黄は「究極美」とされます。品種改良によって生まれた2000種以上の顔のなかから、贈る相手や場面に合わせて選ぶ楽しみも、この花の特徴のひとつです。