創造性とイノベーションの世界デー (記念日 4月21日)
4月21日は、レオナルド・ダ・ヴィンチが生まれた4月15日から始まる「創造性とイノベーションの週(World Creativity and Innovation Week)」の最終日です。芸術と科学の双方で卓越した業績を残したルネサンスの巨匠を起点に置くこの国際デーは、2017年(平成29年)4月27日、国連総会決議71/284により正式に制定されました。80カ国以上の支持を得て採択されたこの決議は、「持続可能な開発」の達成において創造性とイノベーションが果たす役割への意識を高めることを目的としています。
この記念日の原点は、2002年(平成14年)4月21日にさかのぼります。この日、世界50カ国以上で初めて「創造性とイノベーションの日」として祝われ、以降、毎年4月21日が記念日として定着していきました。2006年(平成18年)には4月15日〜21日の一週間が「World Creativity and Innovation Week(WCIW)」として設定され、初日の4月15日にはレオナルド・ダ・ヴィンチの誕生日(1452年)が据えられています。ダ・ヴィンチは絵画・彫刻・建築・音楽・数学・工学・解剖学など多岐にわたる分野で革新的な成果を残しており、異なる領域の知識が互いに影響し合うことで新たな価値が生まれるという創造性の象徴として位置づけられています。
「イノベーション(innovation)」という言葉は「革新・刷新・一新」を意味し、日本語では「技術革新」と訳されることも多い表現です。しかし、その本来の意味は「新しい技術の発明」に限定されるものではありません。「新しいアイデアや手法の活用」全般を指しており、規模の大小を問わず、既存の発想にとらわれない取り組みであればイノベーションとみなされます。社会的意義のある新たな価値の創造が、持続可能な開発目標(SDGs)の達成につながるという考え方が、この記念日の中心にあります。
また、レオナルド・ダ・ヴィンチはヘリコプターの原理を考案した発明家としても知られており、その誕生日である4月15日は、日本において「ヘリコプターの日」にも制定されています。4月21日は翌日のアースデイ(4月22日)の前日にあたり、「新しい思考で持続可能な地球上のすべての人に豊かな生活を実現する」というメッセージも込められています。