カーペンターズの日 (記念日 4月22日)
1億枚を超えるアルバム・シングル総売上枚数、そして3度のグラミー賞。1970年代のロック全盛期にあって、カーペンターズはあえて柔らかく温かみのある独自のサウンドを押し通し、世界中のリスナーの心をつかみました。4月22日は「カーペンターズの日」として、日本のレコード会社・ユニバーサルミュージック合同会社が制定した記念日です。
日付は、リチャードとカレンのカーペンター兄妹が1969年(昭和44年)4月22日にA&Mレコードとメジャー契約を結び、正式に「カーペンターズ」として活動をスタートさせた日に由来しています。2009年(平成21年)に40周年を迎えたことを機に制定され、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。
カーペンターズは、アメリカ・コネチカット州出身の兄妹によるポップス・デュオです。兄のリチャードが楽器とアレンジを担い、妹のカレンが3オクターブの声域を持つアルトの歌声でヴォーカルを担当しました。「遥かなる影」「雨の日と月曜日は」「スーパースター」「イエスタディ・ワンス・モア」「トップ・オブ・ザ・ワールド」「プリーズ・ミスター・ポストマン」など、時代を経ても色褪せない数々の名曲を世に送り出しています。
グラミー賞は3度受賞。1971年には「(They Long to Be) Close to You(遥かなる影)」で最優秀新人賞と最優秀ボーカル・グループ賞をダブル受賞し、一躍トップアーティストの地位を確立しました。ロック・ミュージックが主流となった時代において、彼らのメロディアスなサウンドは際立って異彩を放ち、その音楽性はビートルズのジョン・レノンやポール・マッカートニーからも高く評価されました。
日本との縁も深く、海外アーティストのアルバム売上枚数においてビートルズに次ぐ第2位を記録しています。カレンの歌声は日本のリスナーにも強く響き、デビューから半世紀以上が経った今も愛聴されています。
1983年(昭和58年)2月4日、カレンが32歳の若さで急逝し、グループとしての活動は幕を閉じました。直接の死因は心臓発作で、長年の摂食障害が背景にあったとされています。カレンの死は、摂食障害という疾患を社会に広く知らしめるきっかけにもなりました。今日もカーペンターズの音楽は世界各地で演奏され、その旋律は世代をまたいで受け継がれています。