ファーストペイデー・初任給の日 (記念日 4月25日)
2025年度の大卒初任給の平均額は25万5000円を超えました。2024年度から6%以上の上昇となり、バブル期を上回るペースで初任給の水準が切り上がっています。4月25日前後はこの初任給が多くの企業で支払われる日であることから、「ファーストペイデー・初任給の日」として認知されています。
使い道として最も多いのは「貯金」と「親・家族へのプレゼント」です。オカネコの2024年調査では、貯金が48.5%、親・家族へのプレゼントや食事が41.4%、趣味への支出が23.0%という結果が出ています。それまでの感謝を伝える手段として初任給を使う習慣は日本社会に根付いた慣行となっており、花束や食事券、食事への招待など形はさまざまです。初任給の全額を使い切る人は少なく、一部を貯金しながら残りを家族や自分のために使うという分け方をする人が多い傾向にあります。プレゼントの定番は食事への招待や菓子折りで、金額よりも「初めて自分で稼いだお金で買った」という意味が重視されます。
初任給とは、学校を卒業して正規雇用された人が初めて受け取る給料のことです。それまで家族の扶養のもとで学生生活を送ってきた人が、自立の第一歩として手にする収入であり、金額以上に象徴的な意味を持ちます。手取り額は総支給額の約8割が目安で、社会保険料・所得税が差し引かれるため、25万円の総支給であれば実際の手取りは20万円前後になります。
初任給の歴史的な推移を見ると、1976年の大卒平均は約8万円前後でした。その後、高度経済成長・バブル期を経て2000年代には20万円台が定着しましたが、長らく停滞が続きました。2022年以降は人材獲得競争と物価上昇を背景に引き上げが加速し、25万円超の水準に達しています。東証プライム上場企業では引き上げを実施した企業が8割超となっており、中小企業でも追随する動きが広がっています。