アクアフィットネスの日 (記念日 4月28日)
水の中を歩くだけで、陸上のジョギングと同等の運動量が得られます。アクアフィットネスとは、水の浮力・水圧・水温・抵抗という四つの特性を組み合わせた水中運動の総称で、水中ウォーキングやアクアエアロビクス、水泳などが含まれます。スポーツ用品メーカーのミズノ株式会社が、ゴールデンウィーク前の4月に水中運動を始めるきっかけをつくるために「アクアフィットネスの日」を制定しました。
アクアフィットネス最大の特徴は、浮力による関節への負担軽減です。水中では体重が陸上の約10分の1程度になるため、ひざや腰に痛みを抱える人でも無理なく動けます。一方で水の抵抗は空気の約800倍あるため、ゆっくり歩くだけでも筋肉への負荷は十分に確保されます。この「関節に優しく、筋肉にはしっかり効く」という二面性が、水中運動を幅広い年代に向けた運動として成立させています。
カロリー消費の面では、水温が体温より低いため体が体温を維持しようとエネルギーを余分に消費します。脂肪燃焼の効率が高まり、有酸素運動として継続することで持久力の向上も期待できます。水圧は全身に均等にかかるため、脚部に滞留しがちな血液を心臓へ押し戻す働きをします。これが血行促進につながり、冷え性や肩こりの改善に効果があるとされています。また水中では自然と腹式呼吸が促されるため、呼吸筋が鍛えられて呼吸機能も向上します。生活習慣病の予防・改善という点では、糖尿病や高血圧、脂質異常症への働きかけも報告されており、医療機関での運動療法として取り入れられることもあります。
泳ぎが得意でなくても問題ありません。水深が腰から胸の高さのプールで歩いたり、水中で腕を動かしたりするだけで十分な運動になります。水の中という環境がもたらす浮遊感はストレスの発散にも有効で、精神的なリフレッシュ効果も報告されています。春の水ぬるむ季節に、まず水の中を歩くことから始めてみてください。