競艇の日 (記念日 5月4日)

競艇の日

毎年5月、ファン投票によって出場選手が決まるSG競走「ボートレース オールスター」が開催されます。正式名称は「笹川賞競走」といい、競艇の創始者・笹川良一の功績をたたえて設けられた特別な大会です。3月1日は笹川良一の誕生日であり、下関競艇場はこの日を「競艇の日」と定め、競艇場のイメージアップとファン拡大を目指しています。笹川良一は1899年(明治32年)、大阪府三島郡豊川村(現:大阪府箕面市)で造り酒屋の長男として生まれました。競艇(ボートレース)の創設者として知られる一方、財団法人日本船舶振興会(現:公益財団法人日本財団)を通じた社会貢献活動でも広く名を残しています。1995年に96歳で逝去するまで、その影響力は国内外に及びました。

笹川の名を冠した「笹川賞競走」は、他のSG競走と一線を画す点があります。通常のSG競走は成績や実績によって出場選手が決定されますが、笹川賞競走はファン投票が選考の軸となります。この仕組みは2014年(平成26年)以降も「ボートレース オールスター」という通称のもとで引き継がれており、ファンが直接選手の出場を左右できるという点で、ボートレース界でも特異な位置づけの大会となっています。

笹川良一にまつわる像として知られるのが「孝子像(こうしぞう)」です。この像は、笹川が59歳のとき、82歳の母親テルを背負って香川県の金刀比羅宮へ参詣した際、785段の石段を登る姿を模したものです。「孝子」とは父母によく仕える子のことを意味し、笹川記念会館や船の科学館、箕面市をはじめ全国の競艇場・競艇関連施設に設置されています。競艇という産業の枠を超え、笹川の人物像を伝える象徴として各地に残されています。