ホールケーキの日 (記念日 毎月8日)

ホールケーキの日

毎月8日は「ホールケーキの日」です。カレンダーを見ると、1の下には必ず8があります。その1をロウソク、8を丸いケーキの土台に見立てると、ちょうどホールケーキの形になる——そんな遊び心あふれる発想から生まれた記念日です。

制定したのは、福岡県・佐賀県を中心に「パティスリー イチリュウ」を展開する有限会社「一柳」。2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されました。「ホールケーキをもっと身近に」という願いが込められており、大切な人と過ごす時間をより特別なものにしてほしいというメッセージが背景にあります。

「ホールケーキ」(whole cake)とは、切り分ける前の円柱形のケーキ全体のことです。「ホール」とも略され、複数人でシェアする前提で作られています。これに対して切り分けた一切れは「ピースカットケーキ」や「ピースケーキ」と呼ばれます。誕生日や記念日などに登場することが多く、「特別な日のもの」というイメージが定着しています。

この記念日には、そのイメージをあえて崩す意図があります。年に数回しか口にしないホールケーキを、もっと気軽に楽しんでほしい——毎月8日という繰り返しのある設定は、そのための仕掛けです。語呂合わせとカレンダーの視覚的な発見を組み合わせた発想は、記念日の中でもひときわユニークです。

ケーキにまつわる記念日はほかにもあります。1月6日の「ケーキの日」は1879年(明治12年)に上野風月堂が日本初のケーキを販売した日にちなみ、7月12日の「デコレーションケーキの日」はデコレーションケーキの普及を目的に、6月6日の「ロールケーキの日」は数字の6がロール状に巻いた形に似ていることから設けられています。ケーキだけで複数の記念日が存在するのは、それだけ日本人の食文化に深く根ざしている証拠といえます。

毎月8日が来るたびに、カレンダーの「1」と「8」を見て思い出してみてください。丸いケーキにロウソクが一本——そんなイメージが浮かんだら、ホールケーキを囲む口実ができたも同然です。