えのすいクラゲの日 (記念日 毎月9日)

えのすいクラゲの日

毎月9日は「えのすいクラゲの日」。神奈川県藤沢市にある新江ノ島水族館(通称・えのすい)が制定した記念日で、9日という日付はクラゲの「ク(9)」にちなんでいます。

この記念日の背景には、2011年1月から毎月9日に続けてきた一般参加型プログラムがあります。参加者は「えのすいトリーター」と呼ばれる展示飼育職員と一緒に相模湾のクラゲ調査に同行します。海の現場で生物の多様性を肌で感じてもらうことが狙いで、記念日の制定によってこの活動をより広く知ってもらうことを目指しています。

新江ノ島水族館のクラゲ展示は国内でもトップクラスの充実度を誇ります。半ドーム型の空間に13基のクラゲ水槽を並べた「クラゲファンタジーホール」は幻想的な雰囲気が人気で、中央には球型水槽「クラゲプラネット(海月の惑星)」が置かれています。同館のクラゲ飼育・展示の歴史は70年以上にのぼり、世界初の本格的なクラゲ専用展示施設を1988年に開設したパイオニアでもあります。

飼育スタッフが日々の作業を来館者に公開する「クラゲサイエンス」コーナーでは、繁殖や研究の様子を間近で見ることができます。クラゲは脳も心臓も血液も持たない独特の生き物。にもかかわらず、世界に約3000種が存在するとされ、その多様な形と動きが人を惹きつけてやみません。

記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。70年以上クラゲと向き合ってきた同館だからこそ、海の生き物への関心を地道に広げ続けてきました。毎月9日という定期的な日付を設けることで、クラゲの魅力を知るきっかけを月に一度つくる。そんな意図が、この記念日には込められています。