豊後高田市移住の日 (記念日 1月10日)

豊後高田市移住の日

「住みたい田舎ベストランキング」で全4部門を4年連続全国1位に輝いた大分県豊後高田市は、毎年300人以上が移住を選ぶまちです。1月10日は「い(1)じゅう(10)」の語呂合わせから「豊後高田市移住の日」として制定され、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されています。この日には「里・山暮らしが楽しめる物件」の紹介など、移住支援の取り組みが行われます。

人口約22,500人の小さなまちで社会増が続く背景には、具体的な数字が伴う施策の積み重ねがあります。土地代無料の宅地提供、400件以上の空き家バンク登録物件、高校生までの医療費無料、0歳から中学校までの給食費無料。さらに出産祝い金は最大100万円で、「ウエルカム未来の高田っ子応援金」として県外から移住した子育て世帯に10万円、祖父母が市内にいる移住者向けの「孫ターン奨励金」10万円など、ユニークな名称の制度も並びます。

無料の市営塾「学びの21世紀塾」は教育施策の象徴で、「教育のまちづくり」を掲げる同市の方針を体現しています。こうした子育て・教育支援の充実が若い世代の移住を後押しし、2022年には転入者が初めて年間千人を突破。社会増は過去最高の148人を記録しました。移住が始まった2014年から10年間で約1,346世帯が移住し、市民の8人に1人以上が移住者という割合に達しています。「小さくてもキラリと光るまち」「夢をかたちに 未来に光り続けるまち」——豊後高田市が掲げる言葉は、数字の裏付けを持つようになっています。移住の日は、こうした施策を市民全体で共有し、地方創生の取り組みを再認識する機会として位置づけられています。国東半島の付け根に位置し、昭和の商店街を保存した「昭和の町」でも知られるこのまちが、移住先としての評価を積み上げてきた歩みは、地方都市の一つの可能性を示しています。