イヤホンガイドの日 (記念日 1月10日)
ツアー中、ガイドの声が雑踏にかき消されてしまう——そんな場面を解決するために生まれたのが「イヤホンガイド」です。1997年(平成9年)に誕生して以来、観光ツアーや美術館・博物館の案内、工場見学、展示会など、幅広い場面で使われてきました。開発当初から「声が届かない」という現場の切実な課題に向き合い、日本国内だけでなく世界各国対応モデルも展開されており、海外からの訪問者が多い観光地でも導入が進んでいます。
イヤホンガイドは送信機と受信機のセットで構成されています。同一エリア内で最大8チャンネルまで対応しており、電波の到達距離は最大100m。ガイド1人に対して大人数が参加するツアーでも、参加者全員が明瞭な音声を受け取れます。周囲の騒音が大きい工場内や、声を出しにくい美術館・博物館でも安定して機能します。1月10日は「イ(1)ヤホンガイド(10)」と読む語呂合わせに由来します。製造・販売・レンタル・保守サービスを手がける株式会社ケンネット(東京都中央区築地)が制定し、2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されました。ツアーガイド業の活性化と、その支援ツールとしてのイヤホンガイドを広く周知することが目的です。
近年、観光地や文化施設でのバリアフリー対応が進む中、音声案内機器の重要性はさらに高まっています。難聴の方でも補聴器と併用できるケースがあるほか、多言語対応の音声ガイドとしても応用が広がっています。機器自体が軽量でシンプルな操作性を持つため、年齢を問わず使いやすく、大型施設から街歩きツアーまで柔軟に導入できる点が支持されています。
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