育児の日 (記念日 毎月12日)

育児の日

毎月12日は、神戸新聞社が2003年から提唱し続けてきた「育児の日」です。日付は「い(1)く(2)じ」と読む語呂合わせに由来し、社会全体で子育てを考え、地域が一体となって育てやすい環境をつくるきっかけの日として設けられています。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。株式会社神戸新聞社は兵庫県で唯一の地元紙「神戸新聞」を発行する企業で、本社は神戸市中央区に置いています。同社はこの記念日に合わせた育児・子育て関連の企画を10年以上継続してきた実績が評価され、2015年(平成27年)に日本記念日協会から第9号「記念日文化功労賞」を受賞しています。

厚生労働省の調査によると、男性の育児休業取得率は2023年度に初めて3割を超え、30.1%を記録しました。

女性の取得率が80%台を維持する中、男性側の数字は長らく低水準にとどまっていましたが、2022年の育児・介護休業法改正により企業への義務が強化されたことで上昇に転じました。取得日数も伸びており、職場の制度整備が実態に反映されつつある段階にあります。

それでも、育児の負担が女性に偏りがちな構造は依然として残っています。保育所の待機児童問題や、育休後の職場復帰をめぐる不安など、制度が整う一方で解決されていない課題は多くあります。「育児の日」が掲げる「社会全体で子育てを考える」という視点は、個人や家庭の努力に帰着させがちな議論を、より広い文脈で捉え直す意味を持っています。

神戸市は2024年版「共働き子育てしやすい街ランキング」で全国1位に選ばれており、保育の質の高さや妊娠・出産から学齢期まで一貫した支援体制が評価されています。神戸新聞社の地元でもある神戸市がそうした評価を受けていることは、同社が20年以上にわたり地域の子育て議論を後押ししてきた取り組みと無関係ではないでしょう。