家庭用消火器点検の日 (記念日 1月19日)
火災が発生したとき、消防車が到着するまでの数分間が初期消火の勝負どころです。その数分に使えるもっとも手軽な道具が、家庭用消火器です。しかし多くの家庭では、いつ買ったかも覚えていない消火器が押し入れの奥に眠っているのが実情です。その認識を変えようと、1991年(平成3年)10月に全国消防機器販売業協会(全消販)が制定したのが「家庭用消火器点検の日」(1月19日)です。
日付の由来は「119」という数字です。「1」と「19」を組み合わせると消防機関への緊急通報番号「119」になり、11月9日は消防庁が定めた「119番の日」であることから、1月19日が選ばれました。この記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。
一般住宅には消防法上、消火器を設置する義務はありません。設置するかどうかは住人の判断に委ねられています。だからこそ、いざ購入しても点検や更新が後回しになりがちです。消火器には使用期限があり、家庭用(住宅用)は製造から概ね5年が目安とされています。期限切れや本体の腐食・変形があると、使用時に容器が破裂するなど重大な事故につながる危険があります。点検自体は難しくありません。安全栓が抜けていないか、本体にキズやサビがないか、圧力指示計の針が緑色の範囲にあるか——これらを6ヶ月に1回程度確認するだけです。消火器を実際に使う機会はほとんどの人に訪れませんが、使えない状態のまま置いておくことには意味がありません。東京都中央区新川に事務局を置く全消販が掲げた「家庭での点検、使い方などの認識を高める」という目的は、設置義務のない一般住宅だからこそ、今もなお重要であり続けています。1月19日は、押し入れやキッチンの棚に置かれた消火器を一度手に取り、製造年と状態を確かめる機会にしてみてください。