血栓予防の日 (記念日 1月20日)

血栓予防の日

冬の寒い時期、血液の中では静かに危険が高まっています。厚生労働省の調査によれば、12月から2月にかけて脳梗塞・心筋梗塞で亡くなる方は1日約295人にのぼります。日本人の死因の約2割が「血管が詰まる・破裂する」ことによるとされており、血栓はけっして他人事ではない問題です。

1月20日は「血栓予防の日」です。大阪市中央区に事務局を置く日本ナットウキナーゼ協会(JNKA)が制定し、日本記念日協会に認定・登録されました。日付には二つの意味があります。一つは、1月20日前後に訪れる二十四節気の「大寒」。一年で最も寒さが厳しく、血栓ができやすい時季であることから選ばれました。もう一つは語呂合わせで、「2(ツ)0(マル)」=「詰まる」と読めることに由来します。

この日に注目を集めるのが、納豆のネバネバ部分に含まれるたんぱく質分解酵素「ナットウキナーゼ」です。血栓の主成分であるフィブリン(たんぱく質)を直接分解する働きがあり、脳梗塞や心筋梗塞の予防効果が研究されています。摂取のタイミングにも注意点があります。血栓は深夜から早朝にかけて形成されやすいため、ナットウキナーゼは夕食後や就寝前に摂るのが効果的とされています。朝食に納豆を食べる習慣がある方は多いですが、予防目的なら夜に食べる方が理にかなっています。納豆のネバネバに、思わぬ夜の役割があったわけです。

毎年1月20日を起点に2月19日まで「血栓予防月間」が設けられます。

ヒートショック対策の周知や、脱衣所・浴室・トイレなど家の中の温度差がある場所での注意喚起も活動の柱です。日本ナットウキナーゼ協会は、ナットウキナーゼのほかビタミンK2・納豆菌といった納豆由来の機能物質について、科学的情報の発信を続けています。