4月9日発表:本屋大賞ノミネートに『ありか』『エピクロスの処方箋』
ベストカレンダー編集部
2026年2月6日 19:12
本屋大賞ノミネート決定
開催日:4月9日
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本屋大賞ノミネート決定:水鈴社から二作が選出
2026年本屋大賞のノミネート作品として、株式会社水鈴社から刊行された瀬尾まいこ著『ありか』と夏川草介著『エピクロスの処方箋』の二作品が選ばれました。プレスリリースは水鈴社より2026年2月6日12時40分に発表されています。大賞の発表日は2026年4月9日です。
ノミネート決定は、書店員など現場の推薦や選考を経て行われる本屋大賞の選考過程に基づくものです。本稿では、両作品の内容紹介、書誌情報、著者コメントおよびプロフィールをもれなく整理してお伝えします。
発表日時と今後の予定
プレスリリース公表日:2026年2月6日12時40分。大賞発表日:2026年4月9日。ノミネートの発表と大賞決定の間には、書店員による最終投票などが行われます。
今回ノミネートされた二作品は、いずれも2025年に水鈴社から刊行された新刊であり、発売日と基本情報は以下の各作品の項目に詳述します。電子書籍については同日配信を予定している旨が明記されていますが、配信の有無や価格はストアによって異なるとの注意書きが添えられています。
『ありか』:日常の中の家族と愛情を織る瀬尾まいこの物語
『ありか』は2025年4月18日刊行の長編小説で、シングルマザーの美空と一人娘ひかり、そして同性を好きな義弟・颯斗を中心に、日常生活の細やかな機微を描いた作品です。本文の一節として「親になったとたん、さっぱりわからなくなった。この日々のどこに恩を感じさせるべきところがあるのだろう」という一文が紹介されています。
物語は親子や血縁、同性をめぐる感情の交錯を温かな筆致で綴るとされ、目次は〈春/夏/秋/晩秋/冬/冬の終わり〉の六章構成です。瀬尾まいこ氏は本作について「自分のすべてを込めたと言える愛しい作品」と位置づけており、読者に心を解くような経験を届けたいとのコメントを寄せています。
書誌情報と制作体制
以下は『ありか』の詳細情報です。書誌データは書店や図書館での照会に必要な項目を網羅しています。電子書籍は刊行同日配信と明記されていますが、実際の配信状況や価格は各電子書籍ストアでご確認ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | ありか |
| 著者 | 瀬尾まいこ |
| 発行/発売元 | 水鈴社 |
| 発売日 | 2025年4月18日 |
| 定価 | 1,980円(本体1,800円+税10%) |
| ISBN | 978-4-910576-03-9 |
| 体裁 | 四六判上製 |
| 頁数 | 368頁 |
| 装画 | 荒井良二 |
| 装丁 | 名久井直子 |
| 書籍詳細ページ | https://www.suirinsha.co.jp/books/detail20.html |
著者コメントでは、本屋大賞ノミネートに対する感謝とともに「届けたい」と願った人々への感謝が述べられています。瀬尾氏は読者に届くことを最も喜んでいる旨が明記されています。
著者プロフィール
瀬尾まいこ(せお・まいこ)は1974年大阪府生まれ。2001年に『卵の緒』で坊っちゃん文学賞大賞を受賞して作家デビューし、その後も多数の受賞歴と著作を持つ作家です。
主な受賞歴と作品には、2005年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞受賞、2008年『戸村飯店青春100連発』で坪田譲治文学賞受賞、2019年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞受賞などが含まれます。2024年12月刊行のエッセイ『そんなときは書店にどうぞ』も話題になりました。公式Xアカウントは @seo_maiko として紹介されています。
『エピクロスの処方箋』:医療現場から人の幸福を問う夏川草介の新作
『エピクロスの処方箋』は2025年9月29日刊行の長編小説で、内科医・雄町哲郎を主人公に据え、医療と人の幸福について問いを立てる哲学的な要素を含むエンターテインメント作品です。本文からの引用として「医療では、人は救えないんだよ」が紹介されています。
物語は、大学病院での研鑽や地域医療への移行、個人的な喪失を経た主人公が、かつて対立を招いた大学病院の権力者の父親という難症例に関わることで展開します。目次は四章構成で〈第一話 錦秋/第二話 冬至考/第三話 百鬼夜行/第四話 初弘法〉の構成です。
書誌情報と制作体制
以下は『エピクロスの処方箋』の詳細情報です。装画や装丁、頁数など出版に関わる主要なデータが記載されています。電子書籍は刊行同日配信が予定されていますが、配信状況はストアごとに異なります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | エピクロスの処方箋 |
| 著者 | 夏川草介 |
| 発行/発売元 | 水鈴社 |
| 発売日 | 2025年9月29日 |
| 定価 | 1,980円(本体価格+税10%) |
| ISBN | 978-4-910576-05-3 |
| 体裁 | 四六判上製 |
| 頁数 | 360頁 |
| 装画 | 五十嵐大介 |
| 装丁 | 名久井直子 |
| 書籍詳細ページ | https://www.suirinsha.co.jp/books/detail22.html(特設サイトへのリンクもあり) |
著者の夏川草介氏は、本作のノミネートについて信州の寒い環境で朗報を受けた旨を述べ、推薦してくれた全国の書店員に感謝の意を示しています。作品を通じて「人間にとって幸福とは何か、良く生きるとは何を意味するのか」という問いに向き合い続けていくとのコメントが寄せられています。
著者プロフィール
夏川草介(なつかわ・そうすけ)は1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒業後、長野県で地域医療に従事する現役医師でもあります。2009年に『神様のカルテ』で第10回小学館文庫小説賞を受賞してデビューしました。
『神様のカルテ』は2010年本屋大賞第2位となり映画化されています。その他の著作には『本を守ろうとする猫の話』『始まりの木』『臨床の砦』『スピノザの診察室』(2024年本屋大賞第4位、京都本大賞受賞)などがあり、国内外で広く読まれています。
ノミネート二作の比較と文学的な位置づけ
今回ノミネートされた二作は、刊行時期はいずれも2025年で、発表形態は四六判上製である点や販売価格が同額(1,980円)である点など共通項が見られます。一方で内容的には家族の日常に根差した感情ドラマと医療現場を舞台にした幸福論という異なる文学的領域に位置しています。
両作の作者はいずれも既に確立されたキャリアと受賞歴を持ち、過去の受賞や映画化経験により読者層の期待値が高まっている点も共通しています。瀬尾氏は既に本屋大賞受賞歴があり、夏川氏は医療現場を描く作品で高い評価を得てきました。
- 刊行日:『ありか』2025年4月18日/『エピクロスの処方箋』2025年9月29日
- 体裁・価格:いずれも四六判上製、定価1,980円
- 頁数:『ありか』368頁/『エピクロスの処方箋』360頁
- 装画/装丁:装画はそれぞれ荒井良二・五十嵐大介、装丁は両作とも名久井直子
- テーマ:家族と日常の情感(瀬尾)/医療と幸福を問う哲学的エンタメ(夏川)
これらの事実を踏まえると、ノミネートはそれぞれの作家性と作品の訴求力が評価された結果と読み取れます。大賞発表は2026年4月9日であり、その結果によっては映画化やさらなる翻訳・メディア展開への注目が高まる可能性がありますが、本稿では現時点で発表されている情報を忠実に整理しました。
要点の一覧表と締めくくり
以下に本稿で扱った情報を表形式で整理します。各項目は書籍や著者、発表日などの重要データを一目で確認できるようにまとめたものです。
| 項目 | 『ありか』 | 『エピクロスの処方箋』 |
|---|---|---|
| 著者 | 瀬尾まいこ | 夏川草介 |
| 発行/発売元 | 水鈴社 | |
| 発売日 | 2025年4月18日 | 2025年9月29日 |
| 定価 | 1,980円(本体1,800円+税10%) | 1,980円(本体価格+税10%) |
| ISBN | 978-4-910576-03-9 | 978-4-910576-05-3 |
| 頁数 | 368頁 | 360頁 |
| 体裁 | 四六判上製 | |
| 装画 | 荒井良二 | 五十嵐大介 |
| 装丁 | 名久井直子 | |
| 電子書籍 | 刊行同日配信予定(配信の有無や価格は各ストアにより異なる) | |
| 書籍詳細ページ | 詳細ページ(ありか) | 詳細ページ(エピクロスの処方箋) |
| ノミネート発表 | 2026年2月6日(プレスリリース発表) | |
| 本屋大賞 大賞発表日 | 2026年4月9日 | |
本稿では水鈴社のプレスリリースに基づき、ノミネート二作品の内容紹介、書誌情報、著者コメントとプロフィール、そして両作の共通点と差異を整理しました。掲載した情報はすべてプレスリリースの内容を忠実に反映しています。必要に応じて各書籍の詳細ページや出版社の情報をご参照ください。