3月3日展示|欅×金継ぎで継ぐ美学の新作
ベストカレンダー編集部
2026年2月18日 14:52
JAPAN SHOP出展
開催期間:3月3日〜3月6日
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欅の木目と金継ぎの銀が交差する、新たな「継ぐ美学」
岡崎製材株式会社は、創業1917年(大正6年)以来100年を超える木材の扱いと目利きの経験を背景に、新作「LOG-ing® Kintsugi edition」を発表した。本作は、国産材・欅を主素材に用い、木工の美意識である“隠す美学”と漆芸における金継ぎの“見せる美学”を重ね合わせることで、伝統の継承と再解釈を図った一点物のプロダクトである。
プレスリリースは2026年2月18日13時00分に配信され、同社は本作を第55回店舗総合見本市「JAPAN SHOP 2026」(会場:東京ビッグサイト)にて発表する旨を伝えている。なお、補足情報には展示期間として「2025年3月3日~6日」とする記載も併記されており、資料内に両年の記載が存在する。
作品の狙いとコンセプト
本作は欅の丸太から天板と脚部を継ぎ目なく削り出すLOG-ingの基本思想を継承しつつ、金継ぎの技法を取り入れて「継ぐ」という思想を具現化している。木材の欠点や節を単に隠すのではなく、そこに金継ぎの修復痕を残すことで素材の履歴や時間を価値へと転換する試みである。
作品は日本の伝統工芸・技術が内包する両義性――“隠す”和と“見せる”和――を一本の欅に重ね、製作を通じて守破離の「破」を昇華した表現を目指している。
| 製品名 | LOG-ing Kintsugi edition |
|---|---|
| サイズ | 約L2400 × W1300 × H925mm |
| 素材 | 国産 欅(岡崎製材) / 鉄媒染仕上げ |
| 技法 | 岡崎製材 木工職人による加工・仕上げ、浅井啓介氏による本漆・金継ぎ |
| 特徴 | 木工の「隠す美」と金継ぎの「見せる美」を共存させた“継ぐ美学”の具現化、意匠登録出願中、LOG-ingは登録商標 |
木材と漆の相克を超える技術的挑戦
木材は多孔質であり、温度や湿度の変化で膨張・収縮を繰り返す“動く素材”であるのに対し、漆は硬化後に動かない性質を持つ。これまで木製家具に金継ぎを施すことは技術的ハードルが高いとされてきた。本作は岡崎製材の長年にわたる木材加工技術と、漆との親和性を考慮した素材選定・構造設計により、これらの課題に取り組んでいる。
具体的には、鉄媒染仕上げによる落ち着いた天板の色調と、天板断面や大きな節に施した金継ぎ加工の銀が対比するような仕上げを採用している。割れが広がらないように裏側から「チギリ加工」を施し、木部の動きと漆の硬化性を両立させる工夫がなされている。
加工の流れと職人の取り組み
製作は次のような流れで進められた。欅の丸太選定、精密な削り出しによる一体成形、鉄媒染による表面仕上げ、木部補強(チギリ)、その後に浅井啓介氏による本漆での金継ぎという工程を経て完成する。
- 素材選定
- 岡崎製材の目利きにより選定された国産欅を使用。
- 削り出し
- 天板と脚部を継ぎ目なく削り出すLOG-ingの技法を応用。
- 仕上げ
- 鉄媒染仕上げで深い色味を付与し、金継ぎの銀を際立たせる。
- 補強
- 割れ防止のため裏側からチギリ加工を施す。
- 金継ぎ
- 漆工芸家・浅井啓介氏による本漆での修復と装飾。
職人は木部の大きな節にも金継ぎを施し、欠点を作品の表情として昇華させるために試行錯誤を重ねた。こうした取り組みは、従来の枠組みを超えた実践である。
尾張と三河が結ぶ“チーム愛知”の共創と文化的意義
同社は愛知県岡崎市を拠点とする老舗材木屋であり、尾張と三河という地域ごとの文化やものづくりの違いを活かし、初めて“チーム愛知”として本作を制作した。素材の履歴を価値へと転換する尾張の美意識と、ものづくりの技術を担う三河の職人技が対等な立場で技術と思想を持ち寄ることで、新たな価値創造を実現した。
この共創は単なる分業ではなく、伝統・歴史・技術、そして想いを次世代へつなぐための実践である。職人不足や伝統継承の課題にも向き合いながら、既存の枠組みにとらわれない挑戦を通じて文化を未来へ手渡す試みとして位置づけられている。
岡崎製材の沿革と役割
岡崎製材株式会社は創業1917年(大正6年)、本社は愛知県岡崎市戸崎元町4番地1。100年超の歴史を有し、国産・外国産合わせ120樹種・5万点を超える木材を保有するとしている。代表取締役は八田欣也。
同社は稀少樹種や巨大サイズの取り扱いなど、他社が対応しにくい要望にも応えられる幅広いラインナップと専門チームを有し、デザイン・空間づくりや用途に応じた素材提供を行っている。
- 会社名:岡崎製材株式会社
- 代表:八田 欣也(代表取締役)
- 所在地:愛知県岡崎市戸崎元町4番地1
- 創業:1917年(大正6年)
- 保有樹種:120樹種・5万点超
漆工芸家・浅井啓介氏のプロフィールとコメント
浅井啓介氏は1967年生まれ、愛知県小牧市出身。尾張漆器の家系に生まれ、18歳で輪島にて蒔絵師・佐藤幸一氏に師事、のちに父の元で尾張漆塗りを修得。日展で特選2回を含む入選21回、日本現代工芸美術展での受賞歴や審査員経験を有する。
氏は今回の共創について「木も自然素材であり、その割れもまた自然の出来事。その組み合わせとしての金継ぎに大きな可能性を感じ、今回の共創に挑戦することを決めました。木目を隠すのではなく、素材そのものを生かす表現に挑むことも大きな魅力です。伝統を守りながらも‘守破離’の精神で革新を重ね、新たな価値を生み出していきたいと考えています」とコメントしている。
浅井氏は漆工房あさいを拠点に作品制作、金継ぎ修復、教室活動を通じて漆文化の継承と普及に取り組んでいる。現代工芸美術家協会 評議員、日展 会員、日本美術家連盟 会員。
発表・展示情報、関連リンクとまとめ
岡崎製材は本作を第55回店舗総合見本市「JAPAN SHOP 2026」にて発表するとしている。プレスリリース上では発表イベントの開催日を2026年3月3日(火)~6日(金)としている一方、補足情報には展示期間が2025年3月3日(火)~6日(金)と記載されているため、資料内に掲載された両表記を本文中に併記する。
会場はいずれも東京ビッグサイトとされている。展示会や同社のLOG-ingに関する過去の展示風景、関連プレスリリースは下記の参照先にて確認できる。
- 第55回店舗総合見本市「JAPAN SHOP 2026」 会場:東京ビッグサイト
- 発表プレスリリース配信:2026年2月18日 13:00
- 参考プレスリリースおよび過去発表:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000096178.html
- 会社公式サイト:https://www.okazaki-seizai.co.jp/
- 製品関連ショップ:https://naturedesign1917.myshopify.com/
本件に関する問い合わせ先は、岡崎製材株式会社・上田 萌子(うえだ もえこ)で、電話0564-51-0861(事務所)およびE-Mail: m.ueda@okazaki-seizai.co.jp が案内されている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレス配信日時 | 2026年2月18日 13:00 |
| 製品名 | LOG-ing Kintsugi edition |
| 展示会 | 第55回店舗総合見本市「JAPAN SHOP 2026」 |
| 展示期間(プレス本文) | 2026年3月3日(火)~6日(金) |
| 展示期間(補足記載) | 2025年3月3日(火)~6日(金) |
| 会場 | 東京ビッグサイト |
| サイズ | 約L2400 × W1300 × H925mm |
| 素材 | 国産 欅(岡崎製材) / 鉄媒染仕上げ |
| 技法 | 岡崎製材 木工職人による加工・仕上げ、浅井啓介氏による本漆・金継ぎ、裏側チギリ加工 |
| 特色 | 木工の「隠す美」と金継ぎの「見せる美」の共存、LOG-ingは登録商標、意匠登録出願中 |
| 会社情報 | 岡崎製材株式会社(代表 八田 欣也)、所在地:愛知県岡崎市戸崎元町4-1、創業1917年 |
| 問い合わせ | 上田 萌子(TEL 0564-51-0861 / E-Mail: m.ueda@okazaki-seizai.co.jp) |
| 関連リンク | 公式サイト・PRリンク・ショップリンク(本文参照) |
| キーワード | SDGs, ホテル, コラボ, 地方創生, サステナブル, 新発売, 新作, サステナビリティ, インテリア, デザイン |
以上の表に本稿で触れた主要な事実を整理した。LOG-ing Kintsugi editionは欅という素材の履歴と漆・金継ぎの痕跡を同一の作品内に共存させることで、「継ぐ」という日本固有の思想をプロダクトとして可視化する試みであり、地域の共創や伝統継承、サステナビリティの観点からも複数の意味を併せ持つプロジェクトとして紹介されている。