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廣瀬祥子展『awake n』、2/25開幕 デジタル×油彩の重層表現

廣瀬祥子展『awake n』

開催期間:2月25日〜3月3日

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廣瀬祥子展『awake n』
いつどこで開催されるの?
会期は2026年2月25日〜3月3日、阪神梅田本店8階ART GALLERYで開催。最終日は午後5時閉場。作家来廊は2/28・3/1予定、最新情報は公式ページで確認して。
デジタルと油彩の融合って具体的にどんな手法?
デジタルで制作した線や色面を高解像度でキャンバスにUV印刷し、その上から油彩で加筆・重層化する手法。均質なデジタル面と油彩の筆致が同一画面で交差する表現だ。

デジタルと油彩が重なる画面――廣瀬祥子展『awake”n”』の視点

株式会社阪急阪神百貨店が発表した廣瀬祥子展『awake”n”』は、デジタル作画とアナログの油彩を組み合わせることで、現代における絵画表現の可能性を問い直す展覧会である。本展は、意識の明晰さと微睡み(まどろみ)を主題に、内的な感覚世界を可視化した色彩と線描を呈示する。

廣瀬はファインアート、現代アート、イラストレーションの接点に位置する作家であり、平面表現における多層的な試みを継続している。本展の出品作には、デジタルで作画してキャンバスへUV印刷し、その上に油彩を加筆した作品や、油彩の背景にデジタル描線で人物像を組み合わせたコラボレーション的手法が含まれる。こうした手法は、デジタルの均質な線や色面と、油彩のテクスチャーや手指の痕跡が同一画面上で相互作用することを目指す。

【阪神梅田本店】デジタルにアナログのレイヤーを重ね、現代における絵画表現を探る女流作家「廣瀬祥子」の個展を開催いたします。 画像 2

展示テーマの具体性

「意識の明晰さ」と「微睡み」は相反するようでありながら、廣瀬の作品では同一の画面内で共存する。画面に現れる線描や色彩の揺らぎは、見る者の内面にある覚醒と眠気の境界を探る手がかりとなる。

作品制作に用いられる素材表記は〈キャンバス、油彩、UV印刷〉であり、物質的な油彩の重層とデジタル由来の平滑な表現が共に可視化される点が企画の中核である。

【阪神梅田本店】デジタルにアナログのレイヤーを重ね、現代における絵画表現を探る女流作家「廣瀬祥子」の個展を開催いたします。 画像 3

会場と開催情報──阪神梅田本店のアートギャラリーで展観

展覧会は阪神梅田本店8階のART GALLERYで開催される。主催は株式会社阪急阪神百貨店で、同デパートが身近に楽しめる絵画やオブジェ、アート雑貨を発信する場として運営しているコーナーでの企画展である。

開催日時は2026年2月25日(水)から3月3日(火)までで、最終日は午後5時までの会期となる。プレスリリース発表日時は2026年2月24日 09時00分である。

【阪神梅田本店】デジタルにアナログのレイヤーを重ね、現代における絵画表現を探る女流作家「廣瀬祥子」の個展を開催いたします。 画像 4

来廊予定と注意事項

作家の来廊予定は2月28日(土)・3月1日(日)となっているが、都合により変更となる場合がある旨が明記されている。来廊の有無や時間帯については事前の確認が望ましい。

展覧会の公式情報は阪神梅田本店の「美術散歩」ページとハローカルチャーのコラム記事にも掲載されている。詳細は下記のリンクから確認できる。

出品予定作品と制作手法の詳細

プレスリリースでは代表的な出品予定作品として「The magic is gone」および「The end of the star-hopping journey」の二点が明記されている。両作品とも素材表記は〈キャンバス、油彩、UV印刷〉となっており、デジタルと油彩の混成表現が中心に据えられている。

具体的な制作手順の説明はリリース内で限定的だが、記載された素材から読み取れるのは次のような工程である。まずデジタル上での原画制作もしくは線描制作を行い、それを高解像度でキャンバスにUV印刷する。印刷後、油彩を用いて加筆や重層化を施し、最終的な画面の質感、色調、及び線の有機的な表情を付与する。

作品が提示する重層性

この手法によって生まれる重層性は、デジタル的な均質面とアナログ的な筆致の対照を通じて、表現の「層」を観測することを可能にする。観覧者は平面そのものの物質性と、デジタルの記号性が交差する箇所に目を向けることになる。

展示室では、線と色の関係性、輪郭の鮮明さとぼかし、印刷面上の油彩の凹凸といった細部が鑑賞の焦点となる。これらは作品タイトルが示すテーマ性とも結びつき、明晰と朦朧、旅路の終焉といったモチーフとして立ち現れる。

作家略歴・受賞歴と展歴

廣瀬祥子(ひろせ しょうこ)は、2014年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻へ入学し、2018年に同学科を卒業した。2019年以降は「ひろせ」名義でイラストレーターとしても活動し、国内外のゲーム作品や書籍のイラストを手掛けている。

主な受賞歴としては、2014年「トーキョーワンダーウォール2014」入選(東京都現代美術館出展)、2018年「Independent TOKYO2018」審査員特別賞が挙げられる。これまでの個展やグループ展の経歴も多数あり、近年では阪急メンズ東京や銀座三越、阪神梅田本店での個展が続いている。

学歴
2014年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻入学
2018年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
活動名
2019年より「ひろせ」名義でイラストレーターとしても活動
主な受賞歴
2014年 トーキョーワンダーウォール2014 入選(東京都現代美術館)
2018年 Independent TOKYO2018 審査員特別賞
主な個展・グループ展
2014年 取手アートパス2014–東京藝術大学 [茨城]
2017年 東京藝術大学油画専攻3年生展覧会「無二無二」–アーツ千代田3331 [東京]
2018年 東京藝術大学美術学部卒業制作展–東京都美術館 [東京]
2022年 個展「Life in a “PARALLEL” world」(阪急メンズ東京)
2024年 個展「anima」(阪神梅田本店)
2025年 個展「idol faith 廣瀬祥子展」(銀座三越)

展覧会の要点まとめ

ここまで示した展覧会情報を一覧化し、会期・会場・主催・出品作・作家来廊予定などを整理した表を以下に示す。続く文章では、この表の内容を踏まえながら本展が提示する表現の特徴を改めて整理する。

項目 内容
展覧会名 廣瀬祥子展『awake”n”』
主催 株式会社阪急阪神百貨店
会場 阪神梅田本店 8階 ART GALLERY
会期 2026年2月25日(水) → 2026年3月3日(火)(最終日は午後5時まで)
プレス発表日時 2026年2月24日 09:00
出品予定作品(明記分) 「The magic is gone」/「The end of the star-hopping journey」
素材: キャンバス、油彩、UV印刷
作家来廊予定 2月28日(土)・3月1日(日)※変更の可能性あり
関連リンク 美術散歩(公式)
ハローカルチャーコラム

表に示した通り、本展はデジタル印刷と油彩の併用という制作プロセスを主要な特徴としている。出品作品は、素材表記から制作過程の一端が窺え、意識と微睡みという主題は画面の色彩や線描の扱いを通じて表出される。展覧会情報や来廊の最新情報は上記の公式ページで確認できる。