玉乃光『350×』第4弾「真実」新作ラベル発売
ベストカレンダー編集部
2026年3月1日 10:08
350×第4弾発売
開催日:3月1日
📅 カレンダーに追加:Google|iPhone/Outlook
「真実」をラベルに封じる──350×シリーズ第4弾の狙いと酒造りの詳細
玉乃光酒造(京都市伏見区)とクリエイティブ集団Skeleton Crew Studio(京都市中京区)が共同で手がけるアート日本酒プロジェクト「350×プロジェクト」。創業1673年の蔵元が、クリエイターとともにボトルをキャンバスとして展開する本シリーズの第4弾が、2026年3月1日 10:00に発表されました。今回のテーマは「真実」。見えるものだけではない時間や視点の変化、心が震える瞬間に宿る真実を、酒とラベルの両面で表現する試みです。
第4弾の酒造りは、玉乃光酒造として初めて採用する酵母No.77を中心に据えたもので、香り成分とリンゴ酸を多く生産する特性を狙い、酸味とほのかな甘み、華やかな香りのバランスを追求しています。玉乃光側の正式発表は玉乃光酒造株式会社、2026年3月1日付のリリースに基づいています。
技術設計と製造での「初挑戦」
今回の酒造りは、酵母No.77の導入に加え、高酸度設計・高麹歩合・高酒母歩合という三つの要素を組み合わせる「初めて尽くし」のアプローチでした。既存の論文や前例に頼るだけでなく、蔵の醸造家が直感的に「面白い」と感じた要素を掛け合わせて設計を行っています。
製造工程では、酵母の立ち上がりが想定より緩慢であったため酒母期間の延長を余儀なくされ、当初目標にしていた成分値に合わせるとバランスが崩れる兆候が出ました。そのため数値管理は行いつつも数値に固執せず、官能評価を重ねながら上槽のタイミングを決定しました。先の読めない状況で酵母の個性を探るという試行そのものが、今回の最大の挑戦となっています。
醸造家の言葉
玉乃光酒造の醸造家・安藤宏は、本プロジェクトに関して次のように述べています。狙いを一点に絞るのではなく「面白い」×「面白い」を重ねることで新しい味わいが生まれると考え、香り成分とリンゴ酸の生産性が高い酵母No.77を採用したと説明しています。
経過は予想以上にゆっくりで温度管理や成分推移に翻弄される日々が続いたが、最終的に完成した酒は酸が効いた白ワインのような味わいへと仕上がったとし、日本酒に馴染みのない人にも入口として楽しめ、飲み慣れた人には従来と違う表現を楽しんでもらえることを目指したとコメントしています。
- 酵母:酵母No.77(玉乃光酒造での初採用)
- 製法の特徴:高酸度設計・高麹歩合・高酒母歩合
- 官能的特徴:酸味が効き、ほのかな甘みと華やかな香り。白ワインのようなニュアンス
6名のクリエイターが描くラベルと物語
今回の350×シリーズ第4弾では、過去参加アーティストからの紹介による国際的な連鎖参加により台湾・韓国の作家が加わり、さらにシリーズ初の料理人の参加を含む計6名がラベルを手がけます。各クリエイターはそれぞれの視点で「真実」を解釈し、ボトルに物語を刻んでいます。
クリエイターの選定は、従来の“主催側からの指名”ではなく、シリーズ参加者から次の作家へとつながる紹介のリレーにより実現しました。アーティスト同士のネットワークが新たな視点を呼び込み、プロジェクトに多様な視座をもたらしています。
海外からの参加者と紹介の連鎖
韓国および台湾から参加した作家は、過去シリーズ参加者からの紹介を通じて参画しました。韓国出身の3DアーティストMatsalworldはシリーズ2参加のPORAから、台湾のイラストレーターSAITEMISSはシリーズ1参加のABWUからの紹介により参加しています。こうした連鎖がプロジェクトに新たな物語性をもたらしました。
クリエイター各氏の表現は多彩で、可愛らしさの裏にある孤独や静かな情感、現代のビジュアルトレンドを反映した繊細な感情描写、書の根源的表現、ピクセルアートの静的な余韻、熟成という時間の哲学を持つ料理人の視点など、ボトルの外装を通じて飲用の体験と視覚的鑑賞の両方を刺激します。
- Matsalworld(3Dアーティスト/韓国)
- 社会から疎外された動物たちの日常をロマンチックに表現する3Dアーティスト。愛らしいキャラクターと小物を組み合わせた立体的な物語性を持つ作品が特徴。
- SAITEMISS(イラストレーター/台湾)
- 少女漫画やACGカルチャーを背景に、静かな感情や日常の瞬間を捉えるイラストレーター。TIME誌やApple、Amazon Musicなどとのコラボ実績がある。
- 上田 普(書家/京都)
- 書の深層にある意味や人間の本能的側面を探求する書家。サザビーズ・ニューヨークやアートフェア東京での発表や、2025年大阪・関西万博フランスパビリオンでの展示・パフォーマンス等の実績を持つ。
- nakajima(ゲーム開発者・ピクセルアーティスト/関西)
- 『From_.』など独自の世界観を持つインディーゲーム制作者。ピクセルアートを通じて静かな表現と体験を提示する活動を行う。
- 白山 洸(料理人/熟成鮨 万 店主)
- 熟成という技術を探求する料理人。関西風江戸前鮨の修業を経て「待つという技術」を哲学とする熟成の専門家であり、シリーズ初の料理人参加として「待つ技術」をボトルに移し替えた表現を試みる。
- Reiji(岩田 怜士/アーティスト・俳優)
- UNKNOWN ASIA 2024・2025で複数賞を受賞するアーティスト。アクリルやマーカーを用いた線画と色の重なりで“見えないものを大切にする”制作を続ける。
披露の場と販売スケジュール、商品仕様
350×シリーズ第4弾は、受注開始日:2026年3月1日(日)として発売(受注)を開始し、発送は3月16日以降となります。販売は公式の350オンラインショップ(https://350.tamanohikari.co.jp)を通じて行われます。今回の仕様はクリエイターラベル6種で、中身はすべて同一、各ラベルは限定350本の販売です。
さらに、シリーズ第4弾は春の蔵開きイベント「たまこく2026」(玉乃光酒造と松山酒造合同)でお披露目・販売されます。イベント詳細や商品購入・受け取りの条件は以下のとおりです。
| 商品名 | 350+/350× Series 4 |
|---|---|
| 原材料 | 米(岡山県産)、米こうじ(岡山県産米) |
| 原料米品種 | 雄町 100% |
| アルコール分 | 15% |
| 容量 | 720mL |
| 価格 | 5,500円(税込) |
| 発売(受注)日 | 2026年3月1日(日) |
| 発送開始 | 2026年3月16日以降 |
| 販売サイト | https://350.tamanohikari.co.jp |
| 仕様 | 350+/クリエイターラベル6種(いずれも中身は同一・1種につき限定350本) |
春の蔵開き「たまこく2026」にてお披露目
シリーズ第4弾は、2026年3月14日(土)10:00〜16:00に開催される「たまこく2026」で公開・販売されます。会場は玉乃光酒造/松山酒造(京都府京都市伏見区東堺町545-2)です。
交通は京阪線「丹波橋」駅、近鉄線「近鉄丹波橋」駅より徒歩約15分。入場は無料(一部有料企画あり)で、駐車場はありません。飲酒を伴うイベントのため、自家用車・自転車での来場は控えるようアナウンスされています。問い合わせは075-611-5000です。
350×プロジェクトの位置づけとこれまでの歩み
350×プロジェクトは、玉乃光酒造(創業1673年)とSkeleton Crew Studioが共同で企画する越境型コラボレーションであり、伝統×アート×日本酒を掲げて毎回異なるテーマとクリエイターを招き、ボトルをアートのキャンバスとして提示してきました。プロジェクトは日本酒の鑑賞体験や楽しみ方を拡張することを目的にしています。
第1~3弾はそれぞれ別のテーマで展開され、シリーズ1はユネスコ無形文化遺産登録を記念したスタート、シリーズ2は“仲間”をテーマに、シリーズ3は“裏切り”をテーマに展開されました。シリーズ3では華道家元の池坊専宗氏もクリエイターとして参加しています。今回の第4弾は、過去参加者の紹介により海外作家を招いた点と、シリーズ初の料理人参加という点で新たな局面を迎えています。
プロジェクトの公式サイトは https://350pj.tamanohikari.co.jp/ 、玉乃光酒造の公式サイトは https://www.tamanohikari.co.jp です。プロジェクトはこれまでの取り組みを通じて、表現者の新たな入口となる場を目指しています。
企業・問い合わせ情報
本件に関する問い合わせ先は玉乃光酒造株式会社、広報担当:山川(TEL:075-611-5000、MAIL:tamanohikari@otoiawase.jp)です。所在地は京都市伏見区東堺町545-2となっています。
玉乃光酒造は創業1673年(延宝元年)に始まる蔵元で、昭和40年代に純米酒造りを復活させた歴史を持ちます。伝統の技と革新の精神を併せ持ち、酒粕やコスメ、コラボアートなど多岐にわたる試みを続けています。
要点の整理
ここまでに記載した主要情報を表形式で整理します。プロジェクトのテーマ、発売日、商品仕様、参加クリエイター、イベント情報、問い合わせ先など、本リリースの重要事項を一覧でまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレス発表元/日時 | 玉乃光酒造株式会社/2026年3月1日 10:00 |
| プロジェクト名 | 350×プロジェクト(玉乃光酒造 × Skeleton Crew Studio) |
| シリーズ名/テーマ | 350+/350× Series 4 / テーマ「真実」 |
| 商品発売(受注)日 | 2026年3月1日(日) |
| 発送開始 | 2026年3月16日以降 |
| 販売方法 | 350オンラインショップ(https://350.tamanohikari.co.jp)/蔵開き会場での販売 |
| 商品仕様 | 720mL、アルコール分15%、原料米:雄町100%(岡山県産)、価格5,500円(税込)、クリエイターラベル6種(中身同一)、各種限定350本 |
| 醸造上の特徴 | 酵母No.77(玉乃光として初採用)、高酸度設計・高麹歩合・高酒母歩合、官能評価を重視した上槽タイミング |
| 感覚的特徴 | 酸が効いた表情、白ワインのようなニュアンス、ほのかな甘みと華やかな香り |
| 参加クリエイター | Matsalworld(韓国・3D)/SAITEMISS(台湾・イラスト)/上田 普(書)/nakajima(ゲーム・ピクセル)/白山 洸(料理人・熟成鮨 万 店主)/Reiji(アーティスト・俳優) |
| 蔵開きイベント | たまこく2026(玉乃光酒造・松山酒造合同)/日時:2026年3月14日(土)10:00〜16:00/会場:京都市伏見区東堺町545-2/交通:京阪・近鉄「丹波橋」駅より徒歩約15分/入場無料(一部有料)/駐車場なし |
| 問い合わせ先 | 玉乃光酒造株式会社 広報:山川 TEL:075-611-5000 MAIL:tamanohikari@otoiawase.jp |
| 公式サイト | プロジェクト:https://350pj.tamanohikari.co.jp/ / 公式:https://www.tamanohikari.co.jp |
以上が本リリースの要点です。発売日、発送時期、イベント開催などの日時や価格、参加クリエイターのプロフィール、醸造上の技術的特徴や官能的な狙い、問い合わせ先に至るまで、発表された全ての情報を整理しました。