山形県初のタッチ決済サービス、3月31日より高速バスで開始
ベストカレンダー編集部
2025年3月14日 10:27
山形バスタッチ決済開始
開催日:3月31日
山形県初のタッチ決済サービス導入
2025年3月31日より、山形県において新たな交通手段の利便性が向上します。山交バス株式会社、三井住友カード株式会社、株式会社ジェーシービー、レシップ株式会社、QUADRAC株式会社の5社が協力し、山形市内と空港を結ぶ高速バス「山形駅~山形空港線」及び「山形駅~仙台空港線」において、タッチ決済対応の乗車サービスを開始することが発表されました。このサービスにより、利用者は現金や券売機を利用せずに、スムーズにバスに乗車できるようになります。
タッチ決済の詳細
本サービスでは、タッチ決済に対応したクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、またはカードが設定されたスマートフォンを専用リーダーにタッチすることで、運賃の支払いが完了します。このシステムは、特に訪日外国人や国内の利用者にとって、普段使い慣れたカードでスムーズにバスを利用できる環境を提供します。
以下のような特徴があります:
- 事前に現金を用意する必要がない。
- 券売機での乗車券購入が不要。
- タッチ決済対応のカードやスマートフォンで簡単に支払いができる。
対象路線と開始時期
タッチ決済が導入される対象路線は以下の通りです:
- 山形駅~山形空港線
- 山形駅~仙台空港線
このサービスの開始日は2025年3月31日(月)です。これにより、山形県内の交通事業者としては初めてのタッチ決済導入となります。
決済ブランドと各社の役割
このタッチ決済サービスでは、以下の決済ブランドが対応します:
| 決済ブランド |
|---|
| Visa |
| JCB |
| American Express |
| Diners Club |
| Discover |
| 銀聯 |
| ※Mastercard®は後日追加予定 |
各社の役割は以下の通りです:
- 山交バス株式会社:プロジェクト統括、空港リムジンバスの運行、タッチ決済対応設備の整備、タッチ決済を活用した企画の実施
- 三井住友カード株式会社:タッチ決済導入支援、steraプラットフォーム提供 (stera transit)
- 株式会社ジェーシービー:タッチ決済導入支援、JCBおよびAmerican Express、Diners Club、Discoverのソリューション提供・認知プロモーション
- レシップ株式会社:タッチ決済用端末およびシステムの開発・提供
- QUADRAC株式会社:交通事業者向け決済および認証に関するSaaS型プラットフォーム“Q-move”の提供
タッチ決済の利便性と今後の展望
タッチ決済は、国内外で広く利用されている決済方法であり、国際標準のセキュリティ認証技術を活用しています。利用者は、タッチ決済対応のカードやスマートフォンを専用端末にかざすだけで、支払いが完了します。サインや暗証番号の入力が不要なため、非常にスピーディーです。
ただし、一定金額を超える支払いには、カードを挿入し暗証番号を入力するか、サインによる本人確認が必要となります。このタッチ決済の導入により、公共交通機関の利用が促進され、感染症予防対策やインバウンド受け入れ環境の整備、地域のキャッシュレス決済促進など、さまざまな効果が期待されています。
タッチ決済履歴の確認方法
タッチ決済の利用履歴は、QUADRAC社のQ-moveサイトにアクセスし、マイページの会員登録手続きを完了させることで確認可能です。具体的な利用イメージは以下の通りです:
- Q-moveサイトにアクセス
- 会員登録手続きの完了
- 利用履歴の確認が可能
まとめ
山形県初のタッチ決済サービス導入により、山形市内と空港を結ぶ高速バスの利便性が大幅に向上します。タッチ決済を利用することで、利用者は現金を持ち歩く必要がなく、スムーズにバスを利用できる環境が整います。以下に、この記事で紹介した内容をまとめます:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス開始日 | 2025年3月31日 |
| 対象路線 | 山形駅~山形空港線、山形駅~仙台空港線 |
| 決済ブランド | Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯(Mastercard®は後日追加予定) |
| 各社の役割 | 山交バス、三井住友カード、ジェーシービー、レシップ、QUADRACが協力 |
この新しいサービスにより、山形県の交通機関がより便利で快適なものになることが期待されます。