Yogiboが4月11日から万博で提供する「1坪のハグ」とは?

1坪のハグ提供

開催日:4月11日

1坪のハグ提供
Yogiboが万博で提供する「1坪のハグ」って何?
「1坪のハグ」は、感覚過敏や自閉症の方々が安心して過ごせる小さな空間を提供するYogiboの新しい取り組みです。
Yogiboのカームダウンルームはどんな場所に設置されるの?
Yogiboのカームダウンルームは、2025年の大阪・関西万博会場内に設置される予定です。

Yogiboが万博で提供する「1坪のハグ」とは

2025年4月11日、株式会社Yogibo(代表取締役:木村誠司・井形剛士)は、日本国際博覧会(大阪・関西万博)において「カームダウンルーム」を提供することを発表しました。このカームダウンルームは、感覚過敏や自閉症、障がいなどを抱える方々が安心して過ごせる空間として設計されています。Yogiboは、わずか1坪という限られた空間を利用して、心地よさと安心感を提供することを目指しています。

「カームダウンルーム」とは、強い刺激や不安を感じた際に、心身を落ち着けるための静かな空間を指します。このような空間は、感覚過敏や自閉スペクトラム症、精神的ストレスを抱える方々にとって、自分のペースを取り戻すための“安心の避難所”として注目されています。

Yogibo、万博で「1坪のハグ」を届けるカームダウンルームを提供 画像 2

「1坪のハグ」のコンセプトとその背景

Yogiboが提案する「1坪のハグ」というコンセプトは、対話を重ねて生まれたものです。Yogiboは、リラックスを象徴するビーズソファのブランドとして、感覚過敏や自閉症などの多様なニーズに寄り添う場面での導入が増えてきています。医療や福祉、教育現場からは、「普通の椅子ではなく、Yogiboを導入したい」という要望も多く寄せられており、その背景には「安心できる」「身をゆだねられる」といった点への高い評価があります。

今回Yogiboが手がけたカームダウンルームは、万博会場に設置される全9カ所のうちの1室であり、専門家や当事者との対話を通じて、限られたスペースでも安心感を届ける空間を目指しています。1坪という限られた空間でありながら、誰かに抱きしめられるような感覚を提供することが重要であると考えています。

Yogibo、万博で「1坪のハグ」を届けるカームダウンルームを提供 画像 3

対話型デザインプロセスの重要性

カームダウンルームという概念は新しく、正解が存在しないため、Yogiboは感覚過敏や自閉症、障がいを持つ当事者、実践者、研究者など多様な視点を持つメンバーと対話を重ねてきました。このプロセスを通じて、狭い空間でも落ち着きを取り戻せる要素を探り出し、当事者が直面する状況や感じ方への理解を深めました。

その結果、「ひとつの最適解を目指すのではなく、できるだけ調整の余地を残すことが重要」という仮説が得られました。この考え方に基づき、Yogiboの新しい空間コンセプト「1坪のハグ」が誕生しました。

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「1坪のハグ」の社会的意義と今後の展望

「1坪のハグ」は、万博会場にとどまらず、日常のさまざまな場所へも広がる可能性を秘めています。わずか1坪の空間でも、やさしく包まれる感覚があれば、人は安心を取り戻せるとYogiboは考えています。このような“余白”が身近な施設や公共の場に増えていくことで、障がいや感覚過敏を持つ方々だけでなく、ストレスにさらされるすべての人にとって、外出や社会参加に伴う負担を軽減できる可能性があります。

Yogiboは、今後も“やさしさの余白”をあたりまえにするために、センサリールームやカームダウンルームのさらなる広がりに貢献していく方針です。

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万博カームダウンルーム「一坪のハグ」検討委員会のメンバー

役職 名前
キャリアコンサルタント 橋口 亜希子
臨床心理士 村中 直人
感覚過敏研究所 代表取締役 加藤 路瑛
医学博士 精神科医 黒川 駿哉
株式会社ePARA 代表取締役 加藤 大貴
ピアサポーター 江頭 実里
ファシリテーター 中川 悠
デザイン・設計施工 株式会社L&B
主催 株式会社Yogibo
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Yogiboの企業理念と社会貢献活動

Yogiboは、ビーズソファを含むリラックスアイテムを扱うライフスタイルブランドであり、快適すぎて動けなくなる魔法のソファとして多くの人に親しまれています。Yogiboのビーズソファは、1つでベッド・ソファ・リクライナー・チェアなど、自由に形状を変えることができます。現在、世界7ヶ国で展開しており、高いデザイン性を持つ最先端のインテリアとして、自宅はもちろんホテル、温泉旅館、キャンプやグランピング施設、オフィスなど、さまざまな場所で愛用されています。

日本国内においては、プロeスポーツチーム「REJECT」などへの協賛や、「センサリールーム」のプロデュース・普及活動、被災地への支援活動など、社会への貢献を通して“ストレスのない社会を実現する”ことを目指しています。また、Yogiboは新しい広告の仕組み「TANZAQ」を通じて、社会課題解決に取り組む団体への広告出稿を行い、その活動を支援しています。

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まとめ

Yogiboが万博で提供する「1坪のハグ」は、感覚過敏や自閉症、障がいを抱える方々に安心感を提供する新たな空間です。限られたスペースの中で、やさしさと余白を大切にし、社会のあたりまえにしていくことを目指しています。Yogiboの取り組みは、障がいを持つ方々だけでなく、日々のストレスにさらされるすべての人にとって、心地よい社会を実現する一助となるでしょう。

項目 内容
提供する空間 カームダウンルーム
コンセプト 1坪のハグ
目的 安心感を提供し、心身を落ち着ける
設置場所 万博会場内全9カ所
企業理念 ストレスのない社会を実現する

このように、Yogiboの取り組みは、未来の社会に向けた大きな一歩となることが期待されます。

参考リンク: