2025年5月31日開催！世界禁煙デーと大阪万博での記念イベント詳細

2025年「世界禁煙デー」および「禁煙週間」の取り組み

2025年5月31日、世界保健機関（WHO）が制定した「世界禁煙デー」が実施されます。この日は、たばこを吸わないことが一般的な社会習慣になることを目指しており、厚生労働省はこの日を含む「禁煙週間」（5月31日～6月6日）を通じて、禁煙及び受動喫煙防止の普及啓発を強化する方針です。

2025年のテーマは「受動喫煙のない社会を目指して ～私たちができることをみんなで考えよう～」であり、国民の健康を守るための活動が展開されます。この取り組みは、受動喫煙防止を目的とした健康増進法の一部改正に基づいており、特に飲食店における受動喫煙対策が強化されることが期待されています。

飲食店における受動喫煙対策強化キャンペーン

厚生労働省は、世界禁煙デーにあわせて「飲食店における受動喫煙対策強化キャンペーン」を実施します。このキャンペーンは、地方自治体に協力を求めて行われ、全国一斉に飲食店における健康増進法の施行状況の確認が行われます。

具体的な実施内容は以下の通りです：

• 期間：2025年5月26日（月）から6月6日（金）
• 実施者：全国の都道府県、保健所設置市、特別区
• 実施方法：管内の飲食店に対して受動喫煙防止に関する啓発を行い、施行状況を調査する。

このキャンペーンは、受動喫煙防止に関する法律の施行状況を把握し、国民や事業者への制度の認知を高めるための重要な取り組みです。

世界禁煙デー記念イベント2025 in EXPO

また、2025年5月31日には、大阪・関西万博会場にて「世界禁煙デー記念イベント2025 in EXPO」が開催されます。このイベントでは、専門家や留学生を招き、世界の禁煙・受動喫煙対策や若者のたばこに関する意識についてのシンポジウムが行われます。

イベントの詳細は以下の通りです：

• 日時：2025年5月31日（土）13:00～15:00（受付 12:30～）
• テーマ：「受動喫煙のない社会を目指して ～私たちができることをみんなで考えよう～」
• 会場：大阪・関西万博テーマウィークスタジオ
• 共催（予定）：厚生労働省、日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会、日本看護協会、国立がん研究センター
• 後援（予定）：文部科学省、人事院、警察庁、こども家庭庁、大阪府、健康日本21推進全国連絡協議会

このイベントでは、以下のプログラムが予定されています：

1. 共催者挨拶（厚生労働大臣挨拶代読）
2. WHO挨拶（ビデオメッセージ）
3. 2025年度「禁煙週間」「スマート・ライフ・プロジェクト」活動概要紹介
4. 基調講演「Tobacco free が切り開く持続可能な社会」
5. 学生によるプレゼンテーション「世界の禁煙・受動喫煙対策と若者の意識について」
6. パネルディスカッション「受動喫煙のない未来を実現するために、私たちができること」

特に、基調講演を行う中村正和氏は、地域医療振興協会のアドバイザーとして、持続可能な社会の実現に向けた視点を提供します。また、学生によるプレゼンテーションでは、留学生が世界の禁煙対策についての意識を共有し、若者の視点からの意見が期待されます。

スマート・ライフ・プロジェクトについて

「スマート・ライフ・プロジェクト」とは、「健康寿命をのばそう！」をスローガンに、国民全体が元気で健康的な生活を送ることを目指した国民運動です。このプロジェクトでは、企業や団体、自治体が協力し、運動、食生活、禁煙、健診・検診の受診について具体的なアクションを呼びかけています。

プロジェクトの詳細については、以下のリンクを参照してください：

スマート・ライフ・プロジェクト公式サイト

まとめ

2025年の「世界禁煙デー」および「禁煙週間」は、受動喫煙防止に向けた重要な取り組みが展開されます。飲食店における受動喫煙対策強化キャンペーンや、大阪・関西万博での記念イベントは、国民の健康を守るための重要な機会となります。これらの取り組みを通じて、受動喫煙のない社会を実現するために、国民一人ひとりができることを考えるきっかけとなることでしょう。

このように、2025年の取り組みは多岐にわたり、国民の健康を守るための重要な意義を持っています。