第114回日本病理学会総会が4月17日から仙台で開催、最新技術を紹介

第114回病理学会総会

開催期間:4月17日〜4月19日

第114回病理学会総会
第114回日本病理学会総会では何が行われるの?
最新の病理学研究や技術が紹介され、特に空間トランスクリプトーム解析に関する講演やセミナーが行われます。
CyberomiXの展示ブースでは何が見られるの?
先端ゲノム解析の受託サービスが紹介され、実験やデータ解析の無料相談が行われます。

第114回日本病理学会総会の概要

第114回日本病理学会総会は、令和7年4月17日から19日までの期間、仙台で開催されます。この学会では、最新の病理学に関する研究や技術が紹介されるとともに、参加者同士の情報交換が行われる重要な場となります。株式会社CyberomiXは、この学会において、特に「空間トランスクリプトーム解析」に関連する話題を提供することが決定しています。

CyberomiXは、先端的なゲノム解析技術を駆使し、教育講演やランチョンセミナーを通じて、参加者に対して深い知識を提供することを目指しています。学会期間中には、展示ブースも設けられ、参加者が直接相談できる機会も用意されています。

【学会発表】第114回日本病理学会総会・講演会/ランチョンセミナー/展示ブース 画像 2

教育講演の詳細

教育講演は、4月17日の13時40分から14時10分まで、仙台国際センターのA会場で行われます。演者は当社代表の渡辺亮が務め、演題は「空間トランスクリプトーム解析が明らかにするゲノム変異および遺伝子発現の多様性と腫瘍内不均質性」となっています。この講演では、分子レベルでの病理診断に関する知識と技術を習得することを目的としています。

従来の病理解析は形態に基づいて細胞種の同定や状態を推測していましたが、空間トランスクリプトーム解析は、組織切片の空間情報を活用し、遺伝子発現プロファイルを明らかにすることで、細胞の機能を分子レベルで解明することが可能です。講演では、この解析手法の原理や各プラットフォームの特徴についても概説されます。

【学会発表】第114回日本病理学会総会・講演会/ランチョンセミナー/展示ブース 画像 3

Singular Spatial GenomiX®の紹介

CyberomiXが独自に開発した「Singular Spatial GenomiX®」は、病理切片上で遺伝子発現プロファイルとともにゲノム変異を解析する手法です。この革新的な技術は、腫瘍内の不均質性を明らかにするための重要なツールとして位置付けられています。教育講演では、この手法の具体的な応用例についても触れられる予定です。

ランチョンセミナーの内容

続いて、ランチョンセミナーは4月19日の12時から12時50分まで、仙台国際センターのE会場で開催されます。座長は渡辺亮が務め、演者には慶應義塾大学の西原広史先生を迎えます。演題は「ゲノム診断の今と未来 – 空間トランスクリプトーム解析とともに -」です。

西原先生は、がんのゲノム診断における第一人者として知られており、CyberomiXが開発したSingular Spatial GenomiX®を用いた同一腫瘍内におけるゲノム変異の不均質性を解析した事例が紹介される予定です。

さらに、来場者には当社のメインラボがある京都・上七軒の和菓子老舗「老松」様が作った「さいぼちゃんスイーツ」がプレゼントされる予定です。

展示ブースの情報

学会期間中の4月17日から19日まで、展示ブースも設置されます。場所は仙台国際センターの展示棟で、当社が展開する先端ゲノム解析の受託サービスが紹介されます。ブースでは、実験やデータ解析に関する無料相談も行われ、参加者が直接専門家に質問できる貴重な機会が提供されます。

また、当社のマスコット「さいぼちゃん®」に関連するキャラクターグッズや、シングルセル解析に関する書籍が当たるガラガラ抽選会も実施される予定です。これにより、学会参加者は楽しみながら情報を得ることができるでしょう。

株式会社CyberomiXについて

株式会社CyberomiXは、京都市上京区に本社を置く企業で、先端ゲノミクスの分野において高い評価を得ています。創業者である渡辺亮は、元京都大学iPS細胞研究所の主任研究員であり、シングルセル遺伝子発現解析を世界で初めて実施した人物です。また、世界初のヒトiPS細胞から作製した細胞の移植においても、安全性評価の責任者を務めた実績があります。

当社は「Beyond Academia」を社是の一つとして掲げ、最高の技術をアカデミアや企業の研究者に提供する受託サービスを展開しています。シングルセル解析や空間トランスクリプトーム解析では、最大で月300検体以上を解析するなど、創業以来黒字の経常利益を維持し、直近2年間で売上を5倍に伸ばしています。さらに、これらの経験を活かし、がんや腎臓病の診断薬や医薬品の開発にも取り組んでいます。

まとめ

イベント 日時 場所 内容
教育講演 4月17日 13:40〜14:10 A会場(仙台国際センター 会議棟2F 大ホール) 空間トランスクリプトーム解析に関する講演
ランチョンセミナー 4月19日 12:00〜12:50 E会場(仙台国際センター 会議棠2F 桜2) ゲノム診断に関する講演
展示ブース 4月17日〜19日 展示会場(仙台国際センター 展示棟 展示室) 先端ゲノム解析の紹介と相談

以上の内容から、第114回日本病理学会総会におけるCyberomiXの活動は、最新の技術と知識を提供する貴重な機会であることがわかります。空間トランスクリプトーム解析に関する深い理解を得るために、参加者はぜひこれらのセッションに参加することをお勧めします。

参考リンク: