Knowhereが4.8億円調達、SmartScoutアマチュア版を2025年夏にリリース予定
ベストカレンダー編集部
2025年4月17日 11:43
SmartScoutアマチュア版リリース
開催日:6月1日
Knowhereが4.8億円の資金調達を実施
2025年4月17日、東京都港区に本社を置く株式会社Knowhere(代表取締役:伊藤 久史)は、グロービス・キャピタル・パートナーズをリード投資家として、総額4.8億円の第三者割当増資を実施したことを発表しました。この資金調達は、同社のスポーツ関連事業のさらなる発展を目指す重要なステップとなります。
今回のラウンドには、千葉ロッテマリーンズや東京ヤクルトスワローズの現役プロ野球選手も個人投資家として参加しており、Knowhereが開発・提供する解析ツール「SmartScout」のプロフェッショナル市場における価値が高く評価されていることが伺えます。
投資家の顔ぶれ
本ラウンドでは、以下の投資家の皆様が出資を行いました(順不同・敬称略):
- グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社
- ニッセイ・キャピタル株式会社
- mint
- Three Arrows Capital Limited
- 千島土地株式会社
- Central Japan Seed Fund
- アス・キャピタル・パートナーズ
- 千葉ロッテマリーンズ 西野 勇士
- 千葉ロッテマリーンズ 唐川 侑己
- 東京ヤクルトスワローズ 木澤 尚文
- その他個人投資家複数名
このように、多様な投資家が集結したことは、Knowhereのビジネスモデルへの信頼を示すものとなっています。
SmartScoutの概要と機能
Knowhereが開発した「SmartScout」は、AI技術を駆使した選手パフォーマンスの解析ツールです。このツールは、選手のパフォーマンスをデータで可視化し、効率的なトレーニングや怪我の予防を実現します。
SmartScoutの主な特徴は以下の通りです:
- スマートフォン1台でリアルタイムに選手のデータを分析可能
- 選手の潜在能力を最大限に引き出すためのトレーニング支援
- MLBおよびNPBの両リーグのチームに既に導入済み
これにより、選手やコーチはデータに基づいた意思決定を行うことができ、トレーニングの質を向上させることが期待されています。
アマチュア選手向けの展開
2025年の夏には、アマチュア選手向けのSmartScoutも正式にリリースされる予定です。春頃にはベータ版の提供を開始する計画で、プロ選手だけでなく次世代の選手育成にも貢献していく方針です。
このアプローチにより、若手選手が早期からデータを活用したトレーニングを行うことが可能となり、より高いレベルの選手育成が期待されます。
海外展開と今後の戦略
現在、Knowhereはアメリカ市場でも強い関心を集めており、複数のMLB球団やトップトレーニング施設との導入に向けた協議を進めています。今回の資金調達により、アメリカ現地での営業・サポート体制を強化し、さらなる事業拡大を図る計画です。
グロービス・キャピタル・パートナーズのプリンシパルである磯田 将太様は、「伊藤さんの野球への情熱と、野球関係者から寄せられる期待を強く感じ、投資させていただきました。スマホ1台でボール解析ができることで、スカウトやトレーニングなどの現場の日常に溶け込み、将来的に野球界のインフラになり得るポテンシャルがあると感じています」とコメントしています。
また、伊藤 久史代表は、「素晴らしい投資家の皆さんに投資してもらえてとても嬉しく思います。MLBとNPB双方のチームと契約を結ぶ日本のスタートアップはまだ数が限られていますが、我々はその一社であることを誇りに思います。その導入実績こそが、私たちの技術力と精度の高さの証明です」と述べています。
会社概要と問い合わせ先
株式会社Knowhereの概要は以下の通りです:
| 会社名 | 株式会社Knowhere(ノーウェア) |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役 伊藤 久史 |
| 事業内容 | スポーツDX事業、ジム施設運営 |
| 設立年月 | 2020年9月16日 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 所在地 | 東京都港区北青山2-12-16 北青山吉川ビルB1階 |
| 会社HP | https://knowhere.co.jp/ |
本件に関する問い合わせ先は、株式会社Knowhereの広報担当までご連絡ください。E-mail: info@knowhere.co.jp
今回の資金調達により、Knowhereはさらなる成長を目指し、スポーツ界におけるデジタル化の推進を図るとともに、次世代の選手育成にも貢献していくことが期待されています。