青木被服が4月11日から台北に期間限定ストアをオープン！和モダン空間を体感

老舗デニムファクトリー青木被服が台湾に新たな拠点を開設

岡山県井原市に本社を構える青木被服株式会社は、2025年4月11日に台湾・台北に初の海外店舗「AOKI DENIM-台北-」をオープンしました。この店舗は、青木被服のディレクターである青木俊樹が提案する「和モダン×岡山デニム」の新たな空間として、台北の歴史的建造物に位置しています。

「AOKI DENIM-台北-」は、期間限定のポップアップストアとして、2025年5月31日までのオープンが予定されています。この店舗は台北市の大同区に位置し、観光名所である大稻埕（Dadaocheng）に新たな拠点を誕生させました。

店舗情報とオープニングセレモニー

「AOKI DENIM-台北-」の詳細は以下の通りです。

オープニングセレモニーには多くの関係者が集まり、青木俊樹が台北出店の経緯を説明しました。青木被服は、岡山デニムの高品質な製品で知られ、国内外での評価を得てきました。今回の台北店オープンは、国際的な展開の第一歩となります。

和モダンとデニムの融合

「AOKI DENIM-台北-」では、青木俊樹が創り出す「和モダン」の世界観が体現されています。日本の伝統衣装である着物や羽織、法被を基にしながら、岡山のデニム技術と英国のファッション美学を融合させた製品が展開されています。

特に注目されるのは、台北店用に構想された空間デザインです。デニムローズや藍を意識した装飾が施され、藍色を基調とした美しい空間が広がっています。中央にはヒットアイテムであるDENIM ROSEが散りばめられたテーブルがあり、訪れる人々を魅了します。

コラボレーションプロジェクトの発表

今回の台北出店では、台湾発のプロダクトブランド「KANARI」とのコラボレーションプロジェクトも発表されました。このプロジェクトは、青木俊樹が英国留学中に知り合った台湾出身デザイナー王翔との関係から生まれたものです。

コラボレーションによって生まれた限定アイテム「Blue Kendama（剣玉アロマディフューザー）」は、スタイルと遊び心が融合したライフスタイル提案を展開しています。このアイテムは、剣玉の玉に天然の火山岩を使用し、香りを吸収・拡散するディフューザーとして機能します。

青木被服の歴史と今後の展望

青木被服は1961年に創業し、デニム製品の受注生産を開始しました。以来、国内外での自社工場の増設や、国際的な評価を得るなど、デニム業界の中で確固たる地位を築いてきました。近年では、ファッションデザイナー青木俊樹がブランド事業部を創設し、独自のコレクション展開を行っています。

台北店のオープンは、青木被服が海外市場に向けての新たな挑戦を示すものであり、今後も様々なプロダクトを通じて日本文化を発信していく考えです。

青木被服の今後の展開としては、国内での店舗展開を強化し、さらなる国際的なコラボレーションを進める方針です。特に、台湾市場での新たな関係構築と、デニムを基にしたプロダクトの拡充が期待されています。

まとめ

青木被服が台北にオープンした「AOKI DENIM-台北-」は、和モダンと岡山デニムの融合を体現する新たな拠点です。期間限定のポップアップストアとして、台湾の文化と日本の伝統が交差する場所として注目されています。今後の展開に期待が寄せられる中、青木被服の取り組みがどのように進化していくのか、注視されることでしょう。

青木被服は、今後もデニムを通じて日本文化を世界に発信し続けることを目指しています。