『大嫌いだった父が認知症になった日』が4月24日発売、認知症を描く感動作

新刊情報：『大嫌いだった父が認知症になった日』

株式会社竹書房は、2025年4月24日（木）に新刊『大嫌いだった父が認知症になった日』を発売します。この作品は、コミックエッセイ「せらびぃ」に連載された作品であり、著者は鐘木ころも氏です。今回の作品は、認知症をテーマにした深い内容を含んでいます。

作品のあらすじ

物語は、ある日突然、父が認知症と診断されるところから始まります。著者は、子供のころから父に対して抱いていた感情を描写します。父は常に怒鳴ってばかりで、あまり構ってもくれなかったため、著者は父を嫌いでした。認知症という病気は、自分には関係ないと思っていた著者ですが、父との関わりを持つ中で、知らなかった父の一面が見えてきます。

「ありがとう」「ごめんね」といった言葉を投げかけてくる父。しかし、それが本心なのか、認知症の症状によるものなのか、著者はその真意を理解できずに葛藤します。父との関係に悩み、苦しむ日々を送る中で、認知症を通じて新たな家族の絆が形成されていく様子が描かれています。

見どころ

本作の魅力は、父との関係性の変化を通じて、認知症がもたらす心理的な葛藤を深く掘り下げている点です。著者が抱える「大嫌いだった父」という感情と、認知症によって見せる新たな姿との間で揺れ動く様子は、読者に強い共感を呼び起こします。

• 認知症による新たなコミュニケーション
• 家族の絆の再構築
• 葛藤と苦悩の中での成長

この作品では、認知症を通じて家族の在り方を考えさせられる内容が展開されます。著者の心の変化や成長が、読者にとっても考えさせられる要素となっています。

書誌情報

『大嫌いだった父が認知症になった日』の詳細は以下の通りです。

作家プロフィール

鐘木ころも（かねきころも）氏は、脱サラ後に漫画家としてデビューしました。彼女はギャグマンガやホラー漫画を得意としており、イラストレーターとしても活躍しています。彼女の作品は、読者に楽しさや驚きを提供することで知られています。

著者の公式X（旧Twitter）では、最新情報や作品についての情報を発信しています。興味のある方はぜひフォローしてみてください。

鐘木ころもの公式X

コミックエッセイ「せらびぃ」について

「せらびぃ」は、竹書房が発行するコミックエッセイのアンソロジーシリーズです。タイトルの「せらびぃ」はフランス語の「C’est la vie（これが人生さ）」に由来しており、多様な人生の悲喜こもごもを描いた作品が収録されています。

このシリーズには、さまざまなテーマが取り上げられており、読者にとって身近な問題や感情を扱った作品が多く存在します。毎月第2・第4金曜日には新しい作品が配信され、auブックパスで先行配信されています。

公式サイトや編集部の公式Xでも最新情報が発信されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

コミックエッセイ「せらびぃ」公式サイト

まとめ

『大嫌いだった父が認知症になった日』は、父との複雑な関係性を描いた作品であり、認知症を通じての葛藤や成長がテーマとなっています。以下に、作品の重要な情報をまとめました。

この作品は、認知症というテーマを通じて家族の絆や人間関係の再構築を描いており、多くの読者にとって考えさせられる内容となっています。ぜひ手に取って、深いメッセージを感じてみてください。